テレマクロが使いやすい48MP Pro Fusionカメラシステム
今回初めて、Pro系モデルのすべての背面カメラが48MPとなった。センサーサイズはメインとなる広角カメラが大きくなるが、すべてがFusionカメラとなった恩恵は想像以上に大きい。
新しい48MP Fusion超広角カメラによるマクロ撮影の品質向上は、誰もがすぐに気づくだろう。従来のマクロモードでは実画素が不足しがちで、間の画素を推測して埋めていたが、広角カメラ(25mm相当)ならば実画素が揃う。

ではそれ以上に拡大すれば……となるが、実は望遠カメラは意外に最短焦点距離が短いため、被写体がよほど小さく拡大率を高めたいわけでなければ、十分に寄れる。
48MP Fusion望遠カメラは100mm相当の画角だが、従来の2倍モードを大きく上回る画質を実現している上、料理撮影などでは十分に寄れるのだ。機能として“マクロ”とアップルはアナウンスしていないが、48MPセンサーの活用により8倍(200mm相当)まで品質を保ちながら拡大することもできる。
ボケが必要な場合は、テレマクロを使いこなすのがいい。
レストランでの料理撮影で実際に4倍モードに設定して撮影する場合、適度な距離を保ちながら料理を大きく写せるため、テーブル越しに手を伸ばす必要がない。しかも105mmマクロレンズのような感覚。もちろん超広角カメラでのマクロよりも背景ボケを容易に得られる。
アップルはこの点をもっと訴求すべきだろう。
17Proか? それともAirか?
言うまでもないことだが、写真・動画撮影を重視するなら、ProあるいはPro Maxを選ぶべきだ。望遠カメラのテレマクロ撮影も魅力だが、もっとも多く使う広角カメラのセンサーが大きく、描写力がより高いという点は、使い込むほどに実感するだろう。
長時間の高負荷作業を予定している人にもPro系が適している。4K動画の長時間撮影、高度な画像編集、3Dゲームの長時間プレイといった用途では、優秀な冷却システムの恩恵を確実に受けられる。
一方でiPhone Airに興味を持つ人は、スーツの内ポケットに入れても気にならない薄さ、長時間の通話でも疲れない軽さなどを求める人たち、あるいはシンプルなデザインに魅力を感じる人たちだろう。


