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2025.09.17 21:00

【レビュー】より「薄く」なるiPhoneの出発点──iPhone Airは買いのモデルか?

厚さ5.64mmのiPhone Airが誕生。165gの軽さは持ってすぐに実感できる

Proシリーズほどの高いパフォーマンスは不要だが、新しいiPhoneが欲しいという方には、今年の「iPhone 17」がとてもバランスの良いスマートフォンだと思う。

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カメラは超広角撮影にマクロ撮影もできるデュアルレンズカメラだし、Super Retina XDRディスプレイはiPhone 16 Proと同じ6.3インチに大きくなり、最大120Hzの画面リフレッシュにより表示が見やすくなるProMotionテクノロジーにも対応する。価格がiPhone 16よりも5000円高くなっているが、iPhone 17の最低容量ストレージは256GBになっている。iPhone 16の256GBモデルよりも1万円安い。

iPhone Airにまつわる「3つの心配事」

iPhone Airに話題を戻す。本機について予想される主な「3つの心配事」について、筆者が試しながら確認できたことを共有したい。

1. バッテリーの持ちが悪いのではないか?

バッテリーについては意外によく持つ手応えがある。ただ、YouTubeを視聴したりゲームをプレイすると背面のカメラの周辺が温もってくる。バッテリーの減りが目立って速くなることはなかった。

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アップルが公開しているスペックを見ると、動画を連続再生できる時間がiPhone 17よりも8時間ほど少ない。搭載するバッテリーの容量がそもそも少ないのだろう。久しぶりにアップル純正のMagSafeバッテリーパックがiPhone Airの専用アクセサリーとして発売される。価格は税込1万5800円。iPhone Airを長く使って、バッテリーの状態が変わってきたら追加購入しても良さそうだ。なお、このiPhone Air MagSafeバッテリーをほかのワイヤレス充電に対応するiPhoneに装着できるか試してみたが、アップルが公開している互換性の情報のとおり非対応だった。

アップル純正アクセサリーのiPhone Air専用MagSafeバッテリーパック。装着した時の合計質量は約282グラム
アップル純正アクセサリーのiPhone Air専用MagSafeバッテリーパック。装着した時の合計質量は約282グラム

2. 耐久性能、曲がりやすいのではないか?

耐久性能については、筆者自らiPhone Airを強引に折り曲げてみることはできないため、代わりに先日のアップル本社で取材した耐久性テストの様子を伝えたい。

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編集=安井克至

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