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2025.09.18 12:30

iPhone 17の「AI問題」は、グーグル「Gemini」アプリが解決する

Ahyan Stock Studios / Shutterstock.com

iPhone用App Storeで、「Google Gemini」アプリがランキング1位に

興味深いことに、iOS搭載スマートフォンで最先端のAIを使いたいという欲求は、iPhoneユーザーによって明確に示されている。この週末、グーグルの「Google Gemini」アプリが、iPhoneのApp Storeでランキング1位となった。これは一部には、グーグルのGemini 2.5 Flash Image(コードネーム:Nano Banana)の爆発的な成長に後押しされた結果でもある。このモデルは、従来の写真編集ツールではなく、アプリ上でプロンプトを記述することで画像編集を可能にする。Geminiアプリはそのほかにも、短い動画スニペットの生成、ガイド付き学習の提供、製品に関する深いリサーチの実行、Canvasでの自由形式のプロンプト利用といった機能を備える。

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そして忘れてはならないのは、Geminiが幅広いデバイスで利用可能だという点である。iPhoneやiPad、Androidのスマートフォンとタブレット、さらには任意のブラウザーからも利用できる。最近は勢いも増している。グーグルによれば、「過去7日間でこの製品に対する検索による関心が2倍以上(130%の増加)となった結果、Geminiは世界のトレンドトピック上位10件に取り上げられています」という。

モバイル世界でAIを定義し続けるのは、アップルではなくグーグルか

このように幅広いAIベースのツールに対する需要が、アップルのユーザーの間に存在することは明らかである。アップルがそれをネイティブにサポートしないのなら、アップルの競合が対応するだろう。もしその答えがグーグルであるなら、モバイルの世界でAIの意味を定義し続けるのはアップルではなくグーグルということになる。クックとそのチームが、光沢があり薄い「車」を作ることに専念する一方で、グーグルはハンドルを握り、AIの目的地へと自らの選択で車を走らせることになる。

forbes.com 原文

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翻訳=酒匂寛

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