ディラン・フィールド(33)
純資産:29億ドル(約4263億円)|富の源泉:Figma
フィールドは、ブラウン大学中退後の2012年、ウェブベースのデザイン企業Figma(フィグマ)を共同創業した。2022年、彼は同社をアドビに200億ドル(約2.9兆円)で売却することに合意したが、規制当局が阻止。その後Figmaは2025年7月に上場。初日の株価は3倍以上に跳ね上がったが、後に40%近く下落した。第2四半期の売上成長の鈍化や予想を下回る業績、第3四半期の弱気な見通しがアナリストや投資家を失望させている。
ジョー・ロンズデール(42)
純資産:31億ドル(約4557億円)|富の源泉:テック投資
ロンズデールは、ビリオネア投資家ピーター・ティールのヘッジファンドでキャリアをスタートさせた。現在は、運用資産60億ドル(約8820億円)を抱えるベンチャーキャピタル「8VC」のマネージング・パートナーを務めている。また、時価総額が3700億ドル(約54.4兆円)のデータマイニング企業パランティアを2003年に共同創業した。パルマー・ラッキーのアンドゥリルにも初期段階から出資していた。
アレキサンダー・ワン(28)
純資産:32億ドル(約4704億円)|富の源泉:人工知能
Scale AI(スケールAI)共同創業者で元CEOのワンは、25歳だった2022年に同社の評価額が73億ドル(約1.1兆円)に達し、短期間、世界最年少の自力で財を成したビリオネアとなったが、同社の評価額の下落で一時はビリオネアの座から転落した。2024年、評価額138億ドル(約2兆円)で10億ドル(約1470億円)を調達。2025年6月、メタが49%を140億ドル(約2.1兆円)超で取得。これにより資産は12億ドル(約1764億円)増の32億ドル(約4704億円)となった。またその際、彼はScale AIを離れ、メタの新たな最高AI責任者に就任した。
ハワード・ルトニック(64)
純資産:35億ドル(約5145億円)|富の源泉:金融
ルトニックは、米金融サービス会社キャンター・フィッツジェラルドのCEOだ(政権就任により、経営を共同CEOに委任)。2001年に発生した9.11同時多発テロで658人の従業員を失った同社を再建した。現在はトランプ政権の商務長官として関税政策に注力しており、経営は3人の共同CEOに委任している。


