マネー

2025.09.22 08:15

10代はiPhone6が好き 中古市場を動かす「エモい」価値

プレスリリースより

プレスリリースより

iPhone17が発売される。待ちに待っていたのは最新機種が欲しい人ばかりではなく、それにともない旧機種の中古価格の低下を期待する人たちだ。そっちのほうが多いのかも。そこでメルカリは、過去1年間の売れ筋ランキングを発表した。ほかにも、上手に売るためのコツも指南している。

advertisement

まずは売れ筋の機種だ。メルカリは年代別のトップ5を発表したが、すべての年代を通してSEの人気は不動だ。特徴的なのは、10代のトップ5が6と5sで占められている点だ。

安いから、というだけではない。これらのレトロ機種で撮影した写真や動画をインフルエンサーが投稿したのをきっかけに人気が出たとのこと。昔のiPhoneの粗い画像が「エモい」のだそうだ。

50代は8の人気が高い。顔認証よりもホームボタンのほうが便利だからだそうだ。暗くてもマスクをしていても、ボタンを押せばロックが解除される直感的な操作性は捨てがたい。

advertisement

取引価格は、iPhone 8が平均1万円。SE2も1万円台、SE3は2万〜3万円台とこなれている。12までのなかでは、11の価格が高めだ。

売るタイミングも大切だ。昨年のiPhone 16の場合を見ると、新機種発売直後ではなく、その次の週末に取引が活発になっていることがわかる。翌週、翌々週の週末も同様の傾向を示した。16の発売日は9月10日。その後もっとも取引量が多かったのは22日で、その差は約1.5倍にもなった。しかも全体的に取引量は増えていく傾向がある。取引量が増えれば、それだけ買い手もつきやすくなる。だから慌てて売らずに、週末を待てということだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事