成熟した男に最適なモードのさじ加減
クラシックな佇まいと現代的なバランスを兼ね備える、ミッドグレーの2つボタンジャケット。ハリとコシのある厳選された上質ウールによる、軽量かつしなやかな着心地が秀逸だ。ワンカフスボタンのスリーブにプレス加工を施し、エッジの利いたニュアンスを加えるなど、控えめなモードも薫る。ビッグチェックがアクセントになったパンツとの組み合わせは、グレー基調で揃えることでチェックが浮き立ちすぎず、シックにまとまる。インナーはロゴTシャツで軽快感を加えたい。
@ギャラリー北欧器
1950年代前後の“ミッドセンチュリー”と呼ばれる時代は、戦後復興とともに新しいデザインの潮流が世界各地で生まれた、モダンデザインの隆盛期。ギャラリー北欧器はそんな時代の北欧で生産された希少な器を、日本人の視点から再構築して届けるギャラリーだ。例えば茶の湯の道具として見立てるなど、北欧の器を日本の現在のライフスタイルへ取り入れることを提案。時を超えて北欧と日本が溶け合う、美しくもどこか懐かしい上質な時間と空間を楽しみたい。
住所/東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1 Bakurocactus3F Tel:03-5460-6036 定休日/不定休 ※完全予約制(電話、メール〔mail@hokuoki.com〕、または公式ウェブサイトより要予約)
削ぎ落とすことで際立つメゾンの美学
ムッシュ ディオールが1954年に発表した「Hライン」の直線的かつ革新的な縦長シルエットより着想を得た「テイラー オブリーク」ジャケット。1つボタンから延びるシャープなピークドラペルやサテン地で丁寧にパイピングされたポケットなど、さりげない華やかさが凛とした美しさを引き立てる。さらにクチュールの精神を反映した包みボタンや袖口の隠しボタンなど、ディテールまで名門メゾンの美学が息づいた一着といえるだろう。前合わせがベストのようになったシャツにも包みボタンを用い、ミニマルな美が際立つ。
ダイナミズムみなぎる走りとフォルムを満喫
アウディの誇る最新EV「Q6 イートロン クワトロ アドヴァンスド」は、合計100kWhもの大容量の駆動用バッテリーを搭載し、一回の充電で約644kmという驚異的な走行距離を実現。また2基の電気モーターによる途切れのないリニアな加速とダイナミックな走行感は、これまで経験したことのないドライビングプレジャーをもたらす。またSUVらしい力強いフォルムは、鍛え抜かれた筋肉のような躍動感をたたえている。
手の込んだ細部が美への探究心を象徴
完璧な仕立てと上質素材、そして自然な色彩により、エトロの豊かな伝統をモダンに再解釈する「エトロトラディション」のピュアカシミアジャケット。手縫い風のAMFステッチや仮縫い風のバスティングステッチ、手縫いのボタンホールなど、随所の職人的ディテールがエトロの美への探究心を物語る。深みのあるパープルの色合いも美しい。同系色の幾何学柄セーターとネイビーのジャガードパンツを合わせた一見高度な装いも、全体の色調を絞ればすっきりまとまる。足元は黒の革靴で引き締めを。


