2. 共感的理解を示すが、共鳴はしない
大切なのは、打ち明けずにいられない同僚の気持ちに共感を示しつつ、それ以上の情報公開は促さないことだ。「今は、とても大変な状況にあるようだね」といった中立的なコメントで反応し、そのあとは、会話を仕事の話題に引き戻すようにしよう。
例えば、同僚が自身の金銭問題について話し始めたら、こんなふうに応じることができる。「話を聞くと、とても難しい問題のようだね。ファイナンシャルアドバイザーに相談してみることは考えてみた? とりあえず今は、次のキャンペーンの計画に戻ろう」。
3. 支援を求めるよう促す
オーバーシェアリングが、根深い問題に起因する症状の1つであるなら、同僚に対して、人事担当者やメンタルヘルス専門家といった、プロの助けを求めるよう促そう。このときに重要なのは、相手の問題を「診断」しているような印象を与えないことだ。
「相当な負担になっているようだね。人事の誰かと話したら、何かしらのサポートが得られるかもしれないよ」といった助言をすることで、適切なリソースを利用できるように誘導しよう。こうしたアプローチをとることで、解決策を提供しつつ、職場での境界線を維持できる。
4. 模範を示す
職場における適切な境界線の在り方を、自身の会話のなかで実践しよう。職場にふさわしい話題を選んで共有し、個人の問題についての意見表明は、特に公の場では最小限に抑えよう。
例えば、自分の週末の予定を詳しく話すのではなく、仕事の成果や、今後のプロジェクトに的を絞ろう。こうすることで、職場での適切な会話とはどういうものかを具体例で示せる。
5. 必要であれば人事部の力を借りる
オーバーシェアリングが職場環境に混乱を引き起こし、不適切な領域に達している場合は、人事部の介入が必要かもしれない。人事部の力を借りることで、問題にフォーマルな形で対処し、関係者全員に支援を提供するとともに、職場の規律を保てる。
例えば、同僚がほかの社員のセンシティブな情報を漏らしている場合には、人事部に報告して、プライバシーを保護し、プロフェッショナルな職場環境を維持することが不可欠だ。


