「カメラ」アプリはシンプルさを重視して整理され、最初に表示されるのは「ビデオ」と「写真」の2つだけになった。タップすれば、さらに深い設定に入ることができる。レンズの汚れも検知して知らせてくれる。また、「写真」アプリのデザインも更新された。前回の更新は物議を醸したが、今回はより好意的に受け止められるだろう。
次に、「電話」アプリにも大きな変更が行われた。新しいデザインと統一されたレイアウトになったが、好みに合わなければ以前のデザインに戻すこともできる。不明な番号からの着信をスクリーニングし、通話をつなぐ前に発信者に用件を述べるよう求めることが可能だ。さらに「保留アシスト」が、保留中の順番を代わりに維持し、自分の番が来たら知らせてくれる。同様に、「メッセージ」アプリではメッセージに背景が付き、全体のデザインも一新された。
「マップ」は、よりパーソナライズされて賢くなることをうたい、日々の通勤ルートについて経路を事前にプレビューする通知を提供する。ユーザーの許可があれば、レストランなど、よく訪れる場所をiPhoneが検出できるようになえる。
新しいApple Intelligenceは、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max以降のすべてのiPhoneで利用可能だ。「ライブ翻訳」により、メッセージ、FaceTime、電話で翻訳ができるようになる。メッセージは自動的に翻訳され、FaceTimeではライブ字幕が画面に表示される。通話中に右下にある三点ボタンを押すと、スピーカー使用時に相手の発話を音声として聞く、あるいは文字起こしとして確認できる。メッセージはApple Intelligenceを使って投票を作成したり自然言語で検索したりでき、たとえばリマインダーはメールやメモを読み込んで関連するタスクを提案できるようになっている。
ビジュアルインテリジェンスも、Apple Intelligenceが動作するのと同じ機種で利用でき、カメラが見ているもの以外の情報取得も可能だ。
このほかにも機能は追加される予定だが、まずは大きな第一弾だ。


