暮らし

2025.09.19 17:00

カップルを結びつけるのは愛よりも「自己認識」、その理由を心理学者が解説

Shutterstock.com

2. 「引き金」を受け入れる

交際中、ある時点で自分の過去や不安、心の奥底で抱いている恐怖を引き起こされたように感じることは避けられない。普段は冷静でも、つい反応してしまったり、パートナーに怒りをぶつけてしまったり、きっかけをコントロールする代わりに我を失う可能性がある。

advertisement

自己認識をすることで引き金となるものを把握でき、それによって対立が破壊的なものになるのを防ぐ。微妙なときを思いやりを持って乗り越え、反応する前に状況を再確認するために一呼吸置くことができる。

専門誌『Personality and Individual Differences(パーソナリティ・アンド・インディビジュアル・ディファレンシーズ)』に2024年に掲載された研究では、自制心が強い人はポジティブな感情を溜め込まず、愛情や温かさを率直に示すことができることが示されている。

だがそのような人は、不満や怒りのような強烈なネガティブ感情をオープンに表現することが少ないことがわかった。このようなしっかりとした感情調節は安定的かつ円滑な恋愛関係につながっており、自制心はカップルが感情の起伏に対処する際の重要な要素であることを示している。

advertisement

例えば、あなたが髪について不安を感じていることを知らずに、パートナーがヘアスタイルを提案したとしよう。それに対してあなたは怒って立ち去る。相手にとっては過剰反応かもしれないが、あなたは相手の発言に痛いところを突かれたようなものだ。

だが意識すれば、感情的な反応をより建設的なものに変えることができる。キレるのではなく、優しく「今日はなんだか髪のことが気になっている。他のことを話さない?そうしてくれれば本当に助かる」と言うことができるかもしれない。そう言うことで、パートナーはあなたの気持ちを察し、そこから一緒に前進することができる。

自分が敏感になっているトピックに気づけば、それが話題にのぼったときに自分の感情や反応に責任を持つことができる。そうなると、相手が知らずにその話題を持ち出したとしても相手を敵のように扱うのではなく、2人の関係を安らぎとつながりの源とみることができる。

次ページ > 自分の境界線を把握して伝える

翻訳=溝口慈子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事