4. 生化学者・生物物理学者(Biochemists and Biophysicists)
年収の中央値が10万2270ドル(約1510万円)の生化学者・生物物理学者は、再生可能エネルギー、バイオ燃料、環境修復に最先端の知見をもたらす。彼らの研究は、持続可能な技術や新たなエネルギー形態の開発を支える。とりわけエネルギーとヘルスケアが交差する領域への投資の拡大が、こうした職種の成長を後押ししている。
5. 材料科学者(Materials Scientists)
材料科学者は年収約10万90ドル(約1478万円)を得ていて、プラスチックや金属など資源集約型製品に代わる持続可能な代替素材の開発を牽引している。彼らの仕事は循環型経済の取り組みを支え、包装から再生可能エネルギーまで幅広い産業の進歩を促す。
6. 保全科学者(Conservation Scientists)
保全科学者の年収は約6万3750ドル(約941万円)である。彼らは土地と天然資源の持続可能な管理に注力する。他の科学職に比べて給与は低めだが、森林、流域、農地への影響を通じて、気候関連の労働力にとって不可欠な存在でだ。
給与の先にある意義:これらの職が重要な理由
これらのキャリアは、科学、政策、経済成長の交差点を示している。インフレ抑制法(Inflation Reduction Act:米国の気候・エネルギー政策法)、気候部隊(Climate Corps)の創設、標準職業分類システム(Standard Occupational Classification syste)の改訂といった連邦レベルの取り組みは、グリーンな仕事に対する制度的認知の高まりを反映している。同時に、民間企業もESG(環境・社会・ガバナンス)目標や新たな開示要件への対応のため、採用を拡大している。
見返りは金銭だけではない。これらの分野で働く人々は、地域社会の環境強靭化、より健康な環境、持続可能な成長に直接貢献する。グリーン職は単なる流行ではない。気候課題に適応する経済を支える背骨である。高い報酬を得ながら社会に変化をもたらす意義ある仕事を求める専門職にとって、2025年の機会は多様であり、かつ息の長いものだ。


