UNDER 30

2025.09.14 17:15

「30までに日本一になる」D.LEAGUE創設者カリスマカンタローの若手時代

カリスマカンタロー

そして2004年にアノマリーを創業しました。急な起業と思われるかもしれませんが、前年に仲間と前身となる会社を創業し、アパレル販売などで失敗してからの本格創業でした。中野区のダンスコンテストのプロデュースのお話をいただいたことがきっかけで、イベントオーガナイズの仕事を受けるようになりました。

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2004年にはダンスバトルイベント「DANCEALIVE(当時の名称はDANCE@LIVE)」事業を立ち上げました。仲間の紹介で企業役員にプレゼンするなどスポンサー集めに奔走し、なんとか1970万円の大規模融資を受けることに成功しました。その結果、2005年3月に開催した第一回は定員の2500人が来場して大成功。3年目の2008年には、ナイキやソニー・ミュージックがスポンサーとなり、両国国技館に規模を拡大して5000人以上を動員することができました。今では1万人以上を動員しています。

当時、ダンスは今ほどメジャーではなく資金を集めるのは大変でした。それでも投資していただけたのは、経営者の方に「ダンスは将来こうなるよ」という明確なピクチャーを提示していたからだと思います。アノマリーは設立時から20年計画を立てていたのです。今後世界でリーグができたりダンサーレーベルができたりして、プレーヤーもファンも増えていくというビジョンです。僕の頭の中にそのイメージが鮮明にあったので、それを1個1個細かく説明していきました。

それから少し経って「こいつが言ってたことって、本当だったのか」と思われるようなりました。2012年から中学校でダンスが必修化され、20年にはプロリーグ「D.LEAGUE」が開幕。2024年にはパリオリンピックでブレイキンが正式種目となったのです。そうやってスポンサーさんとの信頼関係を築いてきました。

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「神田財閥」をつくりたい

僕の30歳までの目標のひとつは「日本一になること」でした。DANCEALIVEは日本最大級のダンスイベントに成長し、その目標は達成できました。20代で築き上げたこの土壌を、30代以降で広げていくこととなります。ダンサーとしての夢は……自分には世界的な影響力を持つほどの才能はないと悟り、同時に、つくる側の面白さに気づいてしまい、「ダンスの会社で世界一を取る人はいないだろう」と切り替えました。

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文=Forbes JAPAN編集部 写真=小田光一

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