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2025.09.18 08:15

猛暑の挨拶状はどうする? 残暑見舞いのビジネス活用

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暑い暑いと汗を拭っている間にスルッと過ぎていく暑中見舞いを出すタイミング。暑中見舞いを出すという観念が頭からスッポリ抜けているのに、そのサブ的存在の残暑見舞いなど脳裏をかすりもしない。世間の人たちもそうだろうか。うちに1通も来ないところを見ると、そうなのだろうと思う。そのことは調査によっても明らかになった。

アイベックが運営する日本最大級の恋愛マッチングサイト「ハッピーメール」が、男女100人ずつ合計200人の成人を対象に残暑見舞いに関するアンケート調査を実施したところ、残暑見舞いについて知っている人は101人、言葉は知っているが具体的な内容はよく知らないという人が97人、なんとまったく知らない人が2人という結果となった。

当然ながら残暑見舞いを出す人は、知っている101人より少ないはず。事実、かならず送る人、相手や状況によって送る人はあわせて78人。送ったことがない人は122人にのぼった。

残暑見舞いとは、立秋を過ぎてもまだ暑い日が続く場合に、だいたい処暑(9月7日)ごろまでに出す挨拶状だ。暑中見舞いは小暑(7月7日)から立秋の前日(8月7日ごろ)までに出す。この1カ月に出し損なった人の救済措置として残暑見舞いがあると思っている人もいるかもしれないが、暑中見舞いと残暑見舞いは同等だ。だから、両方出すのはヘビーすぎてよくないらしい。2カ月の間に2回も挨拶状が来ると相手が戸惑ってしまう、というかハッキリ言って、「うるせーな」と思われてしまうということだ。

年賀状と違い、暑中見舞いや残暑見舞いは大量に印刷して配るというより、限られた人に1枚ずつ心を込めて手書きして出すというイメージがある。年賀状を出す人がどんどん減っているが、年に一度くらいは心を落ち着けて、暑中見舞いや残暑見舞いを手書きしてみるのもいいかもしれない。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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