レイオフのニュースを頻繁に目にし、自分もいつ解雇されてもおかしくない状況だということをあなたは理解しているはずだ。また、本業がなくなる前に副収入を持つことの重要性も理解していることだろう。そんなあなたは今、岐路に立っている。
副業に取り組む時間はあるのか?
ブランドやビジネスを構築するための時間を捻出しつつ、同時に上司の期待に応え続けるにはどうすればよいのか。両者が衝突しないようにするにはどうすればよいのか。Fortuneによれば、最近の調査では米国では社会人の41%が本業の勤務時間中に副業に取り組んでいたという。それが倫理的かどうかはここで問うべきことではない。
本当の問題は、企業が常にあなたの行動を監視し、細部にまで干渉しているのではないかという不安を抱えながら、いかにしてパッシブインカム(受動的収入)や、将来的に本業の給与に取って代わるビジネスに全力を注ぐことができるのか、という点にある。企業と自分の事業の間で注意力が分散している中で、どうやって自分のビジネスに完全に集中できるのだろうか。
さらに、仕事以外でもすでに時間は限られている。家族や子ども、家事、犬の散歩など、個人的な責任が山積している。そうした中で複数の収入源を構築することは果たして可能なのか。
筆者にできたのだから、あなたにもできる
答えはイエスだ。私はそれを実現した。そして私にできたのなら、あなたにもできる。私は2019年にビジネスを始め、2021年にはプロジェクトマネージャーとして雇用された。全国規模の人材育成契約をリードする仕事は膨大な時間とエネルギーを要したが、それでも自分のビジネスをおろそかにすることはなかった。
実際、解雇された場合に備え、立ち直るまでの間を支える副収入源を持つための準備を積極的に進めていた。
実際に解雇され困窮していたとき、役立った
そのビジネスは単なるつなぎではなくなった。2023年に実際に解雇されたとき、私は数カ月間無職で困窮していたが、そのビジネスのおかげで過去2年間、年収6桁を達成し、以来「雇用される」という働き方からは離れている。
これは適切な基盤を築いていたからにほかならない。この基盤がなければ、一からやり直さざるを得ず、現在の地点に到達するまでにもっと時間がかかっていただろう。
毎週一貫して実行する小さな行動
多くの人が誤解しているのは、ビジネスを立ち上げるには膨大な時間を費やし、昼夜問わず働く必要があるという点だ。もちろん、緊急に事業を立ち上げたいのであれば、その道が最適かもしれない。しかし、将来に備え、キャリアの安定性を維持しつつ職業的・経済的なクッションを築きたいのであれば、必要なのは毎週一貫して実行する小さな行動にすぎない。
本稿で示す行動は私が実践したものであり、あなたが規模を拡大し、私と同じように給与を上回る収入を得て、年収6桁に達し、やがては退職して事業に専念できるようになるための完璧な基盤となる。



