経済

2025.09.19 08:15

養殖業倒産が過去最多へ 水産業界を揺るがす異変

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2024年の業績動向を見ると、前年度から減益した企業の割合は29.5%と、コロナ禍以降で最も高い水準だ 。また、赤字企業の割合は34.1%と、3年ぶりに3割を突破した 。業績が悪化した企業の割合は6割を超えている 。陸上養殖でも、電気料金の高騰に直面し、減益や赤字に陥るケースが目立っているという 。

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近年、不漁が続いていたサンマは、今年は一転して豊漁となり、一時休業するほどの事態になっている。気候変動は、これまで当たり前だった魚が獲れなくなったり、逆に獲れすぎたりといった状況を引き起こしている。養殖業はこうした不安定な漁業を補完する重要な役割を担っているが、その養殖業もまた、異常気象や物価、光熱費の高騰に頭を抱えている。サンマの養殖成功もニュースになったが、日本人にとって魚は主要な食材だ。日本の食を支える養殖業のさらなる課題解決求められている。

出典:帝国データバンク「水産養殖業者の倒産・休廃業解散動向(2025年1-8月)」より

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文=飯島範久

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