iPhone 17 Proシリーズと同じ高性能なチップセットを搭載しているものの、iPhone Airはより高価な上位モデルと同じ熱設計を備えてはいない。日常的な使用で発熱しないことが望まれるが、これほど薄いデザインでは、その点が懸念材料として残る。
アップルも認めるバッテリーへの懸念
アップルは発表の場で、iPhone Airは1回の充電で丸一日のバッテリー駆動時間を実現できると述べた。しかしその直後、99ドル(税込1万5800円)の新しいMagSafeバッテリーパックを発表した。このアクセサリーは、外出先でiPhone Airを補助充電するために設計されている。
アップルの製品ページによると、このMagSafeバッテリーパックは他の新型iPhoneとは互換性がない。アップルはiPhone AirがiPhone 16 Proレベルのバッテリー駆動時間を実現すると主張しているにもかかわらず、このバッテリーパックはAirの薄い形状に合わせて特別に作られている。
また、iPhone AirにSIMカードスロットがない点を好まないユーザーもいるかもしれない。全世界でeSIM専用となっている。
背面は単眼、前面は高性能カメラ
カメラもまた、トレードオフの1つである。他の新型iPhoneと異なり、Airは48MPのFusion Cameraを1基のみ搭載し、アップルによれば2倍の「光学式相当」のズームを実現するという。対照的に、より手頃な価格のiPhone 17は、超広角およびマクロ撮影用に2つ目の48MPカメラを追加している。
背面カメラの多様性には欠けるものの、iPhone Airは前面にアップグレードされた18MPのセンターフレームを搭載している。これにより、強力に手ぶれ補正された動画を撮影し、その間も被写体をフレーム内に収め続けることができる。この新しいセルフィーカメラは、より高品質な写真や動画、さらには自動フレーミング機能やデュアルキャプチャ機能の提供を約束する。
iPhone Air:価格と発売日
iPhone Airの価格は999ドル(税込15万9800円)からで、カラーはスペースブラック、クラウドホワイト、ライトゴールド、スカイブルーの4色展開となっている。iPhone AirおよびiPhone 17全ラインナップの予約注文は、日本では9月12日午前9時に開始され、店頭販売は翌週の9月19日からとなる。


