デザインに関しては、2000年代みたいでダサい、インパクトがないといった見た目の魅力のなさを理由にあげる人のほかに、一目で必要な情報に辿り着けるようにしてほしい、面白みのあるものにしてほしいという構成や内容に関する意見を述べる人もいる。

事業内容に関しては、文字が多すぎて読む気がしない、どの分野の仕事なのか、何をしている会社なのかわからない、ホームページの利点を活かしていない、など手厳しい理由がならぶ。さらに自社のホームページの制作では何を重視すべきかを聞くと、お客さん目線、わかりやすさ、正確な情報、自社のいいところをアピールするなどがあげられた。残念な自社ホームページに一家言ある人たちは、正しいホームページの作り方をしっかり心得ている。ダサいホームページの企業は、それで平気な顔をしているわけではなかったのだ。
それなのに改善できずにいるのは、予算と人材の不足だと容易に想像がつく。事業内容の強みをわかりやすく伝えることが重要と訴える社員には、「もったいないから」と答える人もいた。せっかく立ち上げた自社ホーム−ページを活用しないなんて、本当にもったいない。アウトソーシングも検討すべきだろう。


