昭和のホームページかと思わせるような古くさいデザインで味気ない企業のホームページをよく見かける。社員たちの料簡を疑ってしまうが、当人たちは、それでいいと思っているわけでは決してなかった。
SEOやインターネットリサーチなどの事業を展開するNEXER(ネクサー)は、中小事業主向けウェブ制作サービスを展開するラジャと共同で、会社に勤めている全国の男女300人を対象に、企業のホームページに関する調査を行った。

そのうち自社のホームページがあると答えた69パーセントに、そのホームページに満足しているかと聞くと、とても満足、やや満足をあわせて68パーセントにのぼった。見やすい、使いやすい、欲しい情報が載っている、定期的に更新しているなど、多くの企業が優良なホームページを提供していることがわかる。
それに対して、残る約32パーセントの人たちは、デザインが古くさい、情報が更新されない、必要な情報が見つけづらい、面白みがないなど、悪いお手本のような自社のホームページに厳しい目を向けていた。

具体的な改善ポイントをたずねると、情報の更新、デザイン、事業内容の紹介がトップ3となった。更新の改善を求める理由からは、10年前のデータがそのまま、退職した人が映っているなど、作ったはいいが手つかずの状態であることが想像できる。ホームページを参考にする人が多いから、更新がないと見に行きたくないから、という理由も聞かれた。



