履歴書について話そう。
この2週間で、私は多くの求職者やレイオフに直面した人々と話した。彼らは「自分の経験や資格に完全に合致していると思える求人に数カ月応募しているのに、何も返ってこない」と口を揃える。面接はおろか、フィードバックすらないという。
そのうちの1人である上級幹部は「50件以上応募したのに誰からも返事がない」と明かした。
もしあなたがこの状況に自分を重ねるなら、覚えておいてほしい。現在の雇用市場は容赦がない。しかし、あなたもそれと同じくらい粘り強いのだ。
たとえ大量の不採用通知に打ちのめされても、無視されても、あなたは思っている以上に回復力がある。そして夢の仕事を得る方法は、自分が気づいている以上に多い。
重要なのは、いま応募者の98%がやっていることを理解し、その真逆を行うことだ。高収入だからといって、少しでも合いそうな求人に手当たり次第履歴書を送る「パニック応募」は通用しない。LinkedInで不満をぶちまけたり、元の雇用主を悪く言ったり、嫌な採用経験を名指しで非難したりすることも役に立たない。同じ履歴書を何度も添付することも同様だ。
必要なのは、型破りなアプローチを取り入れた、しっかりとした戦略である。その1つが「履歴書のカスタマイズ」であり、これは少し時間がかかるが、面接の招待数を2倍に増やす効果がある。
なぜ履歴書をカスタマイズすべきか
求人支援サービスHuntrが公表した最新の『Job Search Trends』レポートは、今年4月から6月までの履歴書5万9000件超を分析した。その結果、「特定の職種に合わせて履歴書をカスタマイズした応募者は、応募から面接または内定に至る転換率が5.75%であり、カスタマイズしなかった応募者の2.68%と比べて115%の改善を示した」と明らかにした。
さらにレポートは続けてこう述べている。
「2024年第4四半期以降の139万件超の応募データに基づくと、カスタマイズされた履歴書は100件の応募につき約6件の面接機会を生み出した。一方、汎用的な履歴書では3件未満にとどまった」。
履歴書をカスタマイズする意義は、求人票と人物要件をきちんと読み込み、求められる内容をあなたが理解していることを示せる点にある。それにより採用担当者やマネージャーが「なぜあなたが最適なのか」を理解しやすくなる。
雇用主があなたの経歴やスキルをすべて知っていると期待してはいけない。自分が求人票の要件をどう満たすかを明確に示す必要がある。
優れた資格や経験を持っていても仕事が得られないことがある。それは、あなたが過小評価されているのではなく、履歴書が自分を十分に売り込めていないからである。
さらに多くの雇用主はATS(応募者追跡システム)を導入している。これはAIを利用し、数百件の応募から面接候補を絞るためのツールだ。履歴書が最適化されていなければ、ATSに拾われることなく面接のチャンスを失ってしまう。



