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2025.09.08 17:18

「経緯」の意味とは?ビジネスシーンでの正しい使い方と類義語・言い換え表現を例文付きで徹底解説

「経緯」の意味とは?

「経緯(けいい)」とは、物事が始まってから現在に至るまでの経過や事情のことを指します。特定の結果や状況に至った「道筋」や「背景」を説明するときに用いられます。日常会話でも使われますが、特にビジネスシーンや公的な文書で多く登場する表現です。

漢字の「経」は“縦糸”、“緯」は“横糸”を意味し、ものごとの筋道を表す比喩として使われてきました。そのため「経緯を説明する」とは、事実の流れを縦横に整えながら分かりやすく述べることを指します。


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「経緯」の使い方

報告や説明の場面

ビジネスで「経緯を説明します」と使うと、ただ結論だけでなく、その結論に至る背景や流れを補足する意図があると伝わります。

  • 「今回のトラブル発生の経緯をまとめましたので、資料をご覧ください。」
  • 「交渉の経緯を報告いたします。」

謝罪やトラブル対応の場面

問題が起きた際には、単に謝るだけでなく「経緯」を整理して説明することが信頼回復につながります。

  • 「納品が遅れた経緯についてご説明させていただきます。」
  • 「誤送信に至った経緯を確認し、再発防止策を検討いたしました。」

契約や会議の場面

経緯は合意形成や意思決定のプロセスを示す言葉としても役立ちます。

  • 「ご契約に至った経緯を改めて確認させていただきます。」
  • 「議論の経緯を踏まえて、この方針で進めることといたしました。」

「経緯」を使う際の注意点

  • 状況説明に必須:経緯は事実を整理して伝えるための言葉です。曖昧な推測ではなく、客観的な内容とセットで使いましょう。
  • 敬語と併用:ビジネス文脈では「経緯をご説明申し上げます」など丁寧な表現にすると適切です。
  • 結論と併せる:経緯だけを話すと冗長になるため、結論や対応策とセットで伝えるのが効果的です。

「経緯」の類義語・近い表現

類義語

  • 過程:物事が進行する途中の段階に注目。「開発の過程を共有する」など。
  • 事情:背景にある状況や要因を指す。「やむを得ない事情で延期する」。
  • 背景:主に環境や根本的な理由を説明するときに使う。「政策の背景には社会情勢がある」。
  • 成り行き:自然な流れや結果を強調するカジュアルな表現。

言い換え表現

  • 「一連の流れ」
  • 「これまでの進展」
  • 「経過の詳細」

相手やシーンに応じて柔らかい言葉に置き換えると、説明が理解しやすくなります。

「経緯」の例文(ビジネスシーン別)

報告メールで

「先日のシステム障害の発生経緯と復旧対応について、以下のとおりご報告いたします。」

会議で

「ここに至った経緯を簡単に振り返り、その上で今後の方針を議論しましょう。」

謝罪で

「ご迷惑をおかけした件について、経緯をご説明し、再発防止の取り組みをご報告いたします。」

「経緯」を誤用しやすいケース

「経緯」は“理由”や“原因”と混同されがちですが、正確には「背景から現在に至る流れ全体」を意味します。そのため「経緯=理由」ではありません。理由を説明するときは「理由」「原因」を、流れを説明するときは「経緯」を使うと適切です。


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まとめ

「経緯」の意味とは、物事が始まってから現在に至るまでの流れや事情を表す言葉です。ビジネスシーンでは、トラブル報告、謝罪、契約、会議など幅広い場面で使われます。注意点は、結論と併せて説明すること、客観的事実を添えること、敬語と組み合わせることです。

類義語の「過程」「事情」「背景」などを使い分ければ、さらに適切な説明が可能になります。状況を正確に伝えるために「経緯」を正しく使い、相手に安心感と信頼感を与えるコミュニケーションを心がけましょう。

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