ウェイモの共同CEOのマワカナは、Moove.ioに関する報道には触れずに、「当社は急速な拡大のなかで、できる限り学びを深めることに注力している」とコメントした。彼女によると、同社にとってMooveやUber、Avisといったサービスパートナーの存在は、自社が単独で進めるよりも迅速な事業拡大を可能にしているという。「当社は、より多くの人にサービスを届ける過程で、今後もさまざまな形のパートナーシップを模索していく」とマワカナは語った。
ウェイモで事業開発とパートナーシップを統括するニコール・ガベルは、その最適な方法を模索している。「最初の頃は、誰も手がけたことがない仕事だったから、すべて自分たちでやらざるを得なかった。当時は誰かに『自動運転の車両のオペレーションを手がけている会社を知りませんか?』なんて聞ける状況ではなかった」と彼女は振り返る。
しかし状況は変わりつつある。「今ではビジネスを成長させ、車両の稼働率を高め、より多くの人や地域にサービスを届けるという点で、私たちと同じインセンティブを持つ戦略的パートナーに、車両運営を任せられるようになってきた」と彼女は語る。「将来的には、バリューチェーンのさらに多くの部分を外部に委ねられるだろう」
とはいえ、巨額の資金やパートナーシップがあっても、ウェイモがウーバーやタクシーのように世界中で当たり前の存在になるまでには長い年月が必要だ。ただし、普及したときには歓迎される可能性が高い。
「ウェイモの車は、安全に配慮した運転をしているし、きちんとウインカーも出す」と、この夏ロサンゼルスの家族を訪ねた際にサービスを体験した、フランスのミジェンヌの小さな街で暮らす80代のブルーニョ夫妻は語った。「フランスの田舎でも、自分で車を運転しなくても買い物に行ったり、友人との集まりに参加したりできる、こんなサービスがあればいいのにと思う」と彼らは述べている。


