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2025.09.08 11:00

受動的収入を正しく理解しお金を増やす! 今日から始めるChatGPT活用「アイデア5選」

Iona Studio / Getty Images

嘘その2:デジタル商品をネットで見つけ、それを転売して稼ぐことができる

こうしたうたい文句を目にしたことがあるだろうか? もしそうなら、手っ取り早く稼げると騙す詐欺師に狙われているおそれがある。または、すでに存在する商品を転売することで一夜にしてお金を稼げるかもしれない一攫千金のスキームである可能性が高い。

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在庫を持たずにネット販売するドロップシッピングやオンデマンド印刷など、手っ取り早く稼ぐ方法もあるが、単にデジタル製品を誰かに代わって販売し、手数料を得ようというのであれば、あまりうまくいかないだろう。確実な収入源にはならない。

まさしくこのような考えを持って私のところにやってきて、適切なデジタル製品を探していると言う人がいるが、残念ながらこうした人は何年も行き詰まったままだ。なぜなら、このようなビジネスモデルではあなたは信頼を得られず、また単純に効果的なモデルではないからだ。

物理的な製品やデジタル製品を売るなら、一晩で大金持ちになれると約束された、ネットで見つけた適当な品物ではなく、消費者に訴えかけるものでなければならない。

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また、手がける製品はあなたがプロフェッショナルで専門家であることを反映したものでなければならない。あなたが専門とする分野のものでなければ、行き当たりばったりのめちゃくちゃなビジネスになってしまう。

例えば、デジタルマーケティング分野でキャリアを積んでおり、ヘルスケアにまったく興味がないのに、ヘルスケア用サプリメントの定期購入を販売するというのは筋が通らない。そうではなく、デジタルマーケティングの職業に就く方法を教えるコースやトレーニングシリーズなど、独自の商品を作るといい。こうしたコースは長期にわたって価値を持ち続け、あなたが休暇を取っている間や他のことをしているときでも購入されるかもしれない。

嘘その3:ChatGPTを使って一晩で稼げる

AIに関する誇大広告のせいで、ChatGPTのようなAIツールは少し過大評価されている可能性がある。

ChatGPTがどんなものかがわかれば、誇大広告に騙されることはない。確かに、ChatGPTは利用できる生産性ツールの中で最高のものの1つであり、労働力を半減させ、生産量とそれに伴う収入を倍増させることができる。生成AIはパッシブインカム資産も生み出し、あなたを一夜にしてビジネスオーナーに変えることができる。だが、一夜にしてあなたを起業家にするわけではない。ビジネスオーナーであることと、起業家であることはまったく別の概念だ。

ビジネスオーナーというのは肩書きに過ぎない。何かを販売しているのならビジネスオーナーだろう。だが、起業家は成長するマインドを持っている。大きな目標を抱きながら戦略的に考えて事業を展開し、手っ取り早く解決したり一攫千金を狙ったりすることに満足せず、長期的な成功のために計画する。

起業家はChatGPTなどのAIツールは単なるアシスタントであり、ツールに過ぎないことを理解している。AIツールはあなたの創造性や専門知識、ソートリーダーシップ、イノベーションに取って代わるものにはならない。

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翻訳=溝口慈子

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