私たちはウォーキングの価値を過小評価しているが、ウォーキングは仕事に対する意欲や生産性に寄与するワークライフバランス、心身の健康のために最適なエクササイズの1つだ。ウォーキングには多くの種類がある。私は以前、マインドフルな「畏敬の念を抱くウォーキング」や「日本式ウォーキング」法について書いた。だが「6-6-6ウォーキングチャレンジ」には異なるメリットがあり、多くの人の関心を引いている。
他の健康法にない利点
あなたがウォーキングを始めたばかりなら、6-6-6ウォーキングチャレンジは初心者でも取り組みやすく、ストレスを管理し、活力を高め、バーンアウト(燃え尽き症候群)を相殺するのに最適なルーティンの1つだ。6-6-6法の主な利点は、数字で構成されていることにある。3-3-3ルール(周りに見えるものを3つ、聞こえる音を3つ挙げ、体の部位3カ所を動かす)や4-4-4-4ボックス・ブリージング法(4秒かけて息を吸い、4秒息を止め、4秒かけて息を吐き、また4秒息を止める)など、各ステップが数字に基づいている構造は、深く考えずに健康増進法を完了できる可能性を高めてくれる。
ネットで拡散している6-6-6ウォーキングチャレンジは、基本的に午前6時か午後6時に60分間歩くというもので、ウォームアップとクールダウンも各6分行う。もし試してみたいなら、以下のステップを参考にしてほしい。
1. ウォーミングアップとして無理のないペースで6分間歩く
2. 次の6分間はスピードを上げて早足で歩く
3. 次の6分間はペースを落としてクールダウンする
4. 効果を最大限引き出すためにこのサイクルを合計30分間繰り返す
5. ウォーキング中は良い姿勢を保つようにする
6. 最良の結果が得られるよう、このウォーキングを週6回行う
パーソナルコーチングのMyBodyTutor(マイボディチューター)のヘッドコーチ、ヘイリー・ダイズによると、6-6-6のもう1つの利点は、従来の初心者向けのランニングプログラムよりも効果が高いことだ。ダイズは有酸素運動の取り組みを長続きさせるための重要なステップをほとんどの人がスキップしがちで、ゼロから始めて、有酸素運動に酔いしれ、数週間で燃え尽きてしまうと指摘する。その上で、6-6-6は軽い散歩をする程度の人を自信あふれるランナーに変えるためのうってつけのプランだと言う。すでに基本的な心肺機能を備えていることを前提とした多くの初心者向けランニング・プログラムとは異なり、6-6-6は座っていることが多い人向けのものだとダイズは強調する。



