2019年、アルマーニ社は「ファッション協定(The Fashion Pact)」に署名した。ファッション業界における「最大のCEO主導によるサステナビリティ推進の取り組み」であるこの協定とそのパートナー企業は、「ファッション業界で自然再興のために温室効果ガス排出量ゼロの未来を実現する」という目標を共有する。
2021年、アルマーニ社は「人・地球・繁栄」という3つの柱に焦点を当て、既存のサステナビリティ部門を強化した。2019年の合意に基づく環境・社会・ガバナンス(ESG)ポリシーに従って、全社的に目標を定めている。近年では、再生プラスチック繊維や有機天然繊維を用いたサステナブルなカプセルコレクションを展開。アルマーニでは、2022-2023年秋冬コレクションより、アンゴラウールの製品は一切製造していない。
生涯にわたりスポーツを愛したジョルジオ・アルマーニは、2012年にイタリアのオリンピック代表ユニフォームをデザインしたほか、長年にわたりチェルシーFCやイングランド代表サッカーチームのユニフォームなども手がけてきた。
2014年には、アナ・ウィンター(著名な英国のファッション雑誌編集者)が、ミラノで行われたアルマーニのショーを欠席したために、ちょっとした公然の確執が生じた(情報筋によれば、両者の間に言い争いがあったか、あるいは彼女が「アルマーニ時代は終わった」と発言してショーを見ずにパリへ向かったという説もある)。しかし、ニューヨーク・マガジンによると、「悪名高いほど自律心のある」このデザイナーは「自制に徹して」1人の編集者よりもっと重要な事柄に集中するほうを選んだ。
人生で困難に直面する度に、アルマーニは仕事に没頭してきた。それはすなわち、顧客とそのニーズに注力したということだ。約65年間、このクチュリエはデザインにおける卓越性に専心し、キャリアを通じて130億ドル(約1兆9000億円)の売上を築いた。
「私は決して満足しない」とアルマーニが語っていたことはよく知られている。「完璧を追い求め、永遠に不満を抱き、取り憑かれている者として、私は望む結果が得られるまで、決して諦めない」
創業者の死去を伝える声明で、アルマーニ・グループは、ジョルジオが「最期の日まで働き続けた」と述べた。


