働き方

2025.09.06 11:00

Z世代は職場で何を隠している? 「静かなカバーリング」の実態と7つの弊害

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組織にとって「真のリスク」

どちらの調査研究でも、若い世代が「静かなカバーリング」を頻繁に行い、しかもアイデンティティのほぼすべての側面にわたることが示されている。カッツによると、これはZ世代が自分のキャリアで成功し、信用を確立しなければならないという大きなプレッシャーを感じていることの表れだという。「静かなカバーリング」は組織にとって真のリスクだと、カッツは断言する。

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「真正性が負債として扱われるとき、企業は創造性や生産性、イノベーションを失う。また、定着率や業績に影響を与えるまで、従業員は往々にして目に見えない形でストレスを増大させ、意欲を低下させる」

カッツは、組織がZ世代の職場での「静かなカバーリング」を、抵抗ではなくフィードバックと捉えることを勧めている。「彼らは主体性を求めているのであり、自分のどの部分を職場で共有し、どの部分を非公開にするかを、結果や決めつけに左右されることなく決定できる能力を求めている。型にうまくはまることよりも、自分らしさやユニークな貢献によって認められ、評価されることを望んでいる」と話している。

forbes.com 原文

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翻訳=溝口慈子

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