教育

2025.09.10 09:15

若き起業家が仕掛ける メタバースとリアルが融合する新時代教育

プレスリリースより

プレスリリースより

現役高校生の起業家、松田峻一氏は、メタバースプラットフォーム「cluster」内に全国どこからでも登校できる広域通信制サポート校「MVP高等学園」を開校する。

MVP高等学園はメタバースの通信制高校であることに加え、「リアルとオンラインの中間地点」をコンセプトとし、VR空間での登校や探究学習、仲間同士の交流が行えるばかりか、リアルな農業体験などの活動も選択できる。学生の「個性や好奇心を起点に自分らしい学びをデザイン」できるのが特徴だ。

松田峻一氏は中学3年生のときに新型コロナの流行を経験している。そのときリアルでのコミュニケーションが困難になったことをきっかけに3D空間でのコミュニケーションに興味を抱いたことがMVP高等学園の創設につながった。松田氏はそれまでも、EC、デザイン制作、NFTなどの事業を展開してきた、若くしてすでにシリアルアントレプレナーだ。

そうした経験をもとに、MVP高等学園では、教育そのものをソフトウェアのように開発や拡張をしていく「バージョン制度」を導入し、つねにアップデートさせる「みんなで育てる学校」を目指す。校舎も事業も行事も制度も、生徒の声を聞きながら更新していくとのことだ。

MVP高等学園は単にVRで通える学校ではなく、「今の時代に必要な学校教育そのものをゼロから再設計し、生徒ひとりひとりが自分らしい未来を創造できる場」だという。メタバース空間で仕事をする時代が来ると確信する松田氏は「この学園で学んだことはかならず役に立つ」と自負している。通信制サポート校ということだが、埼玉県のフリースクール「松実高等学園」と教育システムを連携し、高校の単位、高校卒業認定の取得が可能になっている。

MVP高等学園は、2026年4月に『ベータ版』として開校を予定している。これは未完成という意味ではなく、生徒と共に成長する学校の第一歩として位置づけられているためだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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