9. 上司があなたを自分に厳しい人にする
操作的な言動に意図的に繰り返しさらされることで、部下は批判を自分に向けることになり、上司の誰よりも自分自身に厳しくなってしまうことが多い。上司の意図は単純で、部下の功績を小さくし、その結果生じる感情的な疲労によって部下が疑念と不安のフィードバックループから抜け出せないようにすることにある。
10. 上司が意思決定のほとんどを依存するように仕向ける
ガスライティングをする人は、優れた独創的なアイデアを打ち砕くことが多い。彼らの見方では、自発性を促す環境は反対意見も生みかねない。そのため、上司は自分の意見が最終決定権となり、自分の明確な許可や承認なしには誰も何もできないようにする。
11. 上司のせいで職場で精神的に疲弊した
感情の消耗は、ガスライティング行為に耐えることに伴う最大の代償かもしれない。職場ではあなたの回復力がまったくなくなり、生産性が低下し、心身の能力が全体的に低下していることに気づくかもしれない。だがこうした症状が私生活に現れると、問題はさらに悪化する。その時こそ、これらのパターンを認識する必要がある。感情の枯渇が無作為に起こることは滅多にない。
12. 上司の言動に波がある
温厚さと残酷さが交互に現れるような行動の変動は、ガスライティングをする人のやり方で、次に何が起こるかわからせないようにするためのものだ。それに対処するために部下は上司の機嫌に過度に神経を尖らせ、自分の仕事に自由に取り組むのではなく、上司の反応を予想して行動することを学ぶ。いわば感情のむち打ちで、これによって部下は常に警戒することになり、行動や受け取り方が微妙に変わる。


