2. ストレスレベルを上げずに集中力を高める
集中力を高めようとすると、かえってストレスがたまることが多い。気が散る考えをすべて追い払おうとすると、さらにそのことに執着している自分に気づくかもしれない。
これを解決するために、生産性を高めるさまざまなハックに頼る人もいるだろう。すべてのタスクに時間を割り当てる、長時間の作業を全力で行うようにする、結果を綿密に追跡する、など。これらは役立つように見えるかもしれないが、注意して行わなければストレスを和らげるどころか、さらなるストレスを引き起こす可能性が高い。
自分がどれだけ集中すべきかを意識しすぎることで、自分へのプレッシャーが増す。
予定から外れるたびに、失敗したと感じるかもしれない。「予定通りに進める」ことのストレスが、タスクそのものにかかるストレスを上回ってしまうこともある。
本当に必要なのは、緊張を加えることなく注意力が自然に研ぎ澄まされる状態だ。研究で示されたのはまさにこれだった。マインドフルネス呼吸を行っている間、参加者の脳は持続的な注意力に関連する部位の活動が増加し、同時に身体の覚醒が減少した。
この2つの効果は重要だ。集中力は強化されたが、強制的な集中に伴うことが多いストレス反応は起こらなかったことを意味する。
つまり、瞑想によって参加者は、堅苦しい生産性向上戦略が生み出すような精神的緊張に陥ることなく、集中し続けることができた。基本的に、脳はすべての思考を細かく管理することなく自然に注意を持続できるように訓練される。


