30U30

2025.09.03 00:00

令和ロマン“ドローン漫才”初披露 「30 UNDER 30」受賞者コラボから誕生

ドローンで夜空に浮かぶ令和ロマンの顔

ドローンで夜空に浮かぶ令和ロマンの顔

「M-1グランプリ」を2連覇したお笑いコンビ・令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)が9月2日、国立競技場で前代未聞の「ドローン漫才」に挑戦した。約500機のドローンを用い、2人の顔や文字を浮かび上がらせるなど、漫才とテクノロジーを融合させた異色のパフォーマンスが新宿区の夜空で披露された。また、Kアリーナ横浜で7年ぶりとなる単独ライブを2026年5月16日に開催することも発表され、2万人規模に挑む意気込みを語った。

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ドローン演出を手がけたのは、ドローンエンターテインメント企業のレッドクリフ。同社は、ドローンショー機体所有数や大型ショーの実績で日本一を誇る。大阪・関西万博では公式プログラムの一環として、1,000機を超える大規模ドローンショーを毎晩展開。代表の佐々木孔明と髙比良くるまは、ともに世界を変える30歳未満30人「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2024」の受賞者であり、くるまがMCを務めるポッドキャスト番組『3003-サンゼロゼロサン-』での共演を契機に、今回のコラボレーションが実現した。

ショーが始まると、ステージに立つ松井ケムリの背後で一斉にドローンが点灯。やがて相方・くるまの巨大な顔が夜空に浮かび上がり、「あれ、ケムリ、ちぢんだ?」の文字。ケムリは「お前がでっかくなったんだよ!」「(ドローンの)使い方もったいないって!」とツッコミ。そこからドローンのくるまがボケ、夜空の前に立つ生身のケムリがツッコむ形で漫才が披露された。

クライマックスでは、「重大発表」の文字が夜空に浮かび上がり、2026年5月16日にKアリーナ横浜で7年ぶりとなる単独ライブ「RE:IWAROMAN」を開催することを告知。さらにチケット購入用のQRコードもドローンで描かれ、その場で読み取れる仕掛けも加わった。同公演はコンビ史上最大規模となる約2万人を動員予定だ。

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今回の試みについて、くるまは「単独ライブのPRで誰もやったことないことをやりたいと思って。都内で一番多くの人に見てもらえる広告なんじゃないかと思って今回に賭けました」とコメント。ケムリは「くるまくんが自腹で頑張ってくれたので、人命救助だと思ってぜひチケットを買ってほしい」と話し、「ライブでは客席から登場とかもやってみたい」(ケムリ)と意気込みを示した。

なお、佐々木孔明と令和ロマンによる特別対談を、ポッドキャスト番組『3003-サンゼロゼロサン-』で配信予定。

文=川上みなみ、写真=加古伸弥

連載

3003 ‐サンゼロゼロサン‐

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