先週末、お気に入りのNetflix番組を一気見していた時間で、新しいスキルをキャリアの武器に加えられたかもしれない。それも年収10万ドル（約1500万円）以上の価値を持つ高収入スキルを。
サイバーセキュリティ、AI、データサイエンス、リーダーシップ、交渉術、デジタルマーケティングといった分野の高収入スキルを持つプロフェッショナルは実際にこれだけ稼いでいる。
しかし、数々の会議やプロジェクト、そして私生活の優先事項（もちろん、ドラマの一気見も含む）の間で、自己研鑽やスキルアップは往々にして「やることリスト」の最下位に沈んでしまう。
週にほんの数時間、テレビを消してスキルを身に付ける
忙しい中でも、スキルアップをおろそかにしてはいけない。2025年、高収入スキルはキャリアの成功に欠かせないものだからだ。
週にほんの数時間、テレビを消す余裕はあるだろう。それだけで、高収入スキルを学ぶ時間を失うリスクを負わずにすむ。なぜなら、レイオフに直面した時、昇給を望む時、キャリア転換を模索する時、起業を考える時、あなたを救うのはまさにそうしたスキルだからだ。そして驚くべきことに、わずか2時間以内でこれらの高収入スキルを学ぶことは可能なのだ。
2時間以内で高収入スキルを身につける20のコース
本稿では、時間が限られていても高収入スキルを学べる20のコースと認定資格（無料のものもある）を紹介する。
ISC2 Express Learning Courses
サイバーセキュリティ業界の代表的な専門団体であるISC2は、最近「Express Courses」と呼ばれるオンラインコースを発表した。これは1～2時間で受講できる14本のマイクロコースで、サイバーセキュリティ分野で最も需要の高い特定スキルを学べる内容だ。
米国労働統計局（BLS）によれば、サイバーセキュリティ専門職の需要は33％増加しており、Salary.comによると初級レベルでも給与は最低約11万8000ドル（約1743万円）だ。
これらのコースはスケジュールが多忙な人にぴったりで、修了したことをLinkedInでアピールしたり、企業に示す実績を得たりしながら、キャリアの成長に向かって前進している感覚も得られる。ISC2のコース例は以下の通りだ。
1. 『Foundations of Engaging SETA』
2. 『Planning a SETA Program』
3. 『Implementing and Reviewing SETA Programs』
4. 『Virtualization and Container Technologies in Cloud Security』
5. 『Evaluating Cloud Service Provider Agreements and SLAs』
6. 『Managing Stakeholders and Engaging Development Teams』
7. 『Translating Cyber Risk into Business Language for Effective Leadership』
8. 『Navigating Cybersecurity Frameworks』
9. 『CNI and OT Standards』
10. 『Complying with Regulations, Laws, Standards and Frameworks』
11. 『Impact, Analysis and Management of Violations』
12. 『Classification, Categorization and Security of Data』
13. 『Repairing Policies and Procedures』
14. 『Building an Organizational Culture』
これらの短時間コースは、ISC2の研究者が「サイバーセキュリティ専門職に必要とされる最も需要の高い技術能力」と特定した分野をカバーしている。内容は「クラウドコンピューティングのセキュリティやリスク評価から、分析とマネジメント」まで幅広い。
