経営・戦略

2025.09.08 08:15

内定辞退をさせない。内定者を逃がしたくない企業の秘訣

Getty Images

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10月に入ると多くの企業で内定式が行われる。それを機に企業は、内定者を入社までつなぎとめるためのさまざまな企画が展開される。もっと条件のいい就職先を求めて就活を続ける学生は多いからだ。とくに「売り手市場」の近年は、内定辞退率が高まっているという。何かよい手はないものか。人材育成支援を提供するコンサルティング企業ALL DIFFERENT(オールディファレント)が2025年度新入社員3933人を対象にした調査から、そのヒントが浮かび上がった。

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入社を決めた理由をたずねると、1位は「希望業界だったから」で2位を大きく引き離した。これは2014年から12年間ずっと1位を維持している。とくに2023年は大幅に上昇した。だが注目すべきは、「内定がもらえたから」という理由が2014年から減少し続けていることだ。売り手市場の影響だろう。内定をもらって喜んで入社するというのは過去の話になってしまった。

入社時の気持ちは、「不安」が圧倒的に多く、続いて「緊張」となった。期待、楽しい、うれしいといったポジティブな気持ちを大幅に上回る。

そんな内定者に企業が提供しているフォローは、「入社予定の会社での懇親会」がトップ。次に「入社予定の会社での研修」となっているが、3位の「スマートフォン、タブレットなどで学習するアプリ」の提供以下は実施が減少傾向にある。

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文 = 金井哲夫

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