用途による明確な使い分けが進行
調査で最も興味深いのは、利用場面による明確な使い分けが既に確立されていることだ。
従来型検索では、用語や意味の確認(30%)が最も多く、続いて商品・サービスの口コミ(28%)、地域の店舗や施設情報(27%)、最新ニュースや天気(26%)となった。これらは即時性と情報の網羅性、複数の情報源からの比較検討が重要な場面である。
一方、AI検索では、用語や意味の確認(17%)が最も多いものの、専門分野や複雑な情報の解説(15%)、アイデアや文章作成支援(14%)、個人的な相談やアドバイス(13%)が上位になった。利用傾向として、創造的・対話的な領域での活用が目立つ。

これは思考支援やコンテンツ生成といったAI検索の特性を反映していそうだ。ただし、AI検索を「特に利用しない」層が50%と半数を占めており、検索利用はまだ途上段階といえるだろう。
こうした明確な使い分けの一方で、17%のユーザーは「両方を同程度併用している」と回答している。この層は、状況に応じてAIによる要約や文脈理解を活用しつつ、従来型検索を情報の補完や検証手段として使用しているようだ。
目的別ツール選択の時代へ
今回の調査結果からは、20代が目的に応じて最適なツールを見極める判断を行っている様子がうかがえる。このハイブリッド型のアプローチは、単一のツールに依存するのではなく、それぞれの特性を理解して使い分ける新たな検索スタイルの先駆けとも言える。
AI検索の普及はまだ限定的だが、20代が既に示している目的別のツール選択という行動パターンは、検索行動の多様化が進む中で注目すべき変化と言えるだろう。
【調査概要】
調査日:2025年7月29日
調査対象:全国の20〜29歳男女100名
調査方法:オンラインアンケート調査
出典:4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト 「20代の検索行動に関するアンケート調査・前編/後編」より


