現在、マジックサジェストは限られた数のアプリでしか機能しないかもしれないが、グーグルが目指す方向性を示すデモンストレーションとしては、それで十分だ。デバイスがアクセスできる個人情報が多ければ多いほど、長年使ってきたアプリを素通りして、手の中のアクティブなAIエージェントに頼ることが多くなるだろう。
そのためには、ユーザーがAIの回答の正確性を信頼するだけでなく、膨大な量の個人データをAIエージェントに預けることを信頼する必要がある。これはグーグルが克服すべき最大のハードルかもしれない。一部のアプリとデータを利用したマジックサジェストのスムーズな実装は、将来的にこれらの懸念を和らげるための処方箋となり得る。
Pixel 10 Proは未来への架け橋だ
Qi2の追加はPixelをAndroid周辺機器のベンチマークとして位置づけ、Tensor G5は純粋な性能を進歩の主要指標とする概念を取り払い、そしてマジックサジェストは情報がただ表示されるのではなく処理される「ポストアプリ」時代のビジョンを示す。
Pixel 10には多くの新機能、細かな調整、デザインの変更があるが、それらはすべて「木」である。すばらしく、新しく、輝かしい木だが、それでも木にすぎない。一歩引いてPixel 10ファミリーのすべての変化を見渡せば、グーグルが目の前で育てている新しい「森」を見ることができるかもしれない。


