製品

2025.08.30 16:00

グーグルのPixel 10 Proを通して見える「スマートフォンの未来の姿」

Pixel 10 Pro XL(Google)

Pixel 10 ProはアプリをAIエージェントで置き換える

Pixel 10ファミリーへの数々の追加機能の中でも、長期的に最も影響が大きいのはマジックサジェストかもしれない。約20年にわたり、スマートフォンは「ホーム画面からアプリへ、そこから情報へ、そしてホーム画面に戻り、別のアプリへ入ってその情報を使う」というワークフローを中心に構築されてきた。すべてがサンドボックス化され、個別に分断されており、ユーザーは自身のデータを最大限に活用するために、データについて熟知し、理解している必要があった。

advertisement

マジックサジェストはその状況を変える。これはOSに組み込まれたAIエージェントであり、デバイス内のデータを理解している。このモデルは、リクエストをプロンプトとして受け取り、詳細を抽出し、リクエストとともにユーザーに提示できる。「どこでコーヒーを飲めばいい?」といったメッセージを受け取れば、複数のアプリを横断的に調べて、分断されていた情報を結びつけて答えることができるのだ。

スマートフォン上の情報は同じままだ。しかし、その情報の見つけ方が変わったのだ。内容を確認するためにメッセージアプリを開いたり、相手を確認するために連絡先アプリのメモ欄をチェックしたりする必要はない。会議がいつかを答えるためにカレンダーアプリを開く必要も、どこへ行くべきかを知るために地図アプリを開く必要もない。

4つのアプリが、グーグル製のダイアログボックス1つに置き換わったのだ。

advertisement

AIエージェントを通じてアプリを連携させようとしているのはグーグルだけではない。サムスンのNow Briefは、ユーザーに関連情報を一日を通して提示することを目指しているが、そのAIモデルは生産性の向上と創造性の支援を目的として設計されている。そしてPixelのソフトウェアにも同様のツールがあり、未来の分岐点としてPixel 10を位置づけているのは、マジックサジェストという仕組みだ。

次ページ > Pixel 10 Proは未来への架け橋だ

翻訳=酒匂寛

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事