30U30

2025.09.07 15:00

世界のアーティストが注目するMV監督Pennacky:30UNDER30

Pennacky|映像作家

Pennacky|映像作家

2025年8月25日発売のForbes JAPAN10月号「30 UNDER 30」特集。30歳未満の次世代をけん引する若い才能に光を当てるアワードで『Forbes JAPAN』では18年より開催し、7年間で総計300人を選出してきた。

今年も4つのカテゴリから30人の受賞者を選出。ENTERTAINMENT&SPORTS部門の受賞者のひとりが映像作家のPennackyだ。

インディーアーティストからあいみょん、新しい学校のリーダーズ、さらに海外ではBTSのRMやBalming Tigerなどアジアを中心としたアーティストのMV制作も手がけるPennacky。彼が追求する「表現」とは。


「彼はDIYの王様だ」──韓国のクリエイティヴ・ディレクター、サン・ヤンの称賛は的確だ。映像作家Pennackyが描くミュージックビデオ(MV)は、日用品がマイクや武器へユーモラスに変貌し、迫力あるカーチェイスもおもちゃのラジコンで代用されるような、ユニークな世界観だ。

「銃撃戦を撮るときに銃が用意できなければ、バナナだっていい。フィクションだと理解したうえで、それでも“本当らしさ”を感じさせられるなら、立派な表現だと思う」

映像との出会いは『ゴジラ』。映画監督に憧れながら、次第に興味はMVへと移行した。「自分の活動は、映像を通じたネット上の会話だと思っている」と語るように、10代から自主制作映像をYouTube上で公開し、気になったアーティストにはSNSでコンタクトを取ってきた。

あいみょん – ノット・オーケー【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

インディーアーティストから、あいみょん、新しい学校のリーダーズまで、監督作品は有名無名問わず幅広い。さらにBTSのRMやBalming Tigerなどアジアを中心とした海外アーティストのMV制作も手がけるようになり、24年にはLAに移住。Pennackyの評判は世界に広がっている。

BALMING TIGER - ARMADILLO 

ほかの映像媒体に比べて、MVは予算の枠が厳しいジャンルといわれる。だがDIYの手法なら、身近なものとアイデアのかけ算で、ビッグバジェット作品とは異なる表現の可能性がある。

「子どものころに観た着ぐるみの『ゴジラ』は、本当に体長100mに感じた。実在するものを映すことは感動を生む──その実感を、これからも証明していきたい」

世界を変えうる30歳未満にフォーカスする企画「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」、8年目となる今年は30人を選出。これからの未来をつくる彼ら・彼女らが描く「希望」と「新しい未来」へ、ようこそ!

【30 UNDER 30 特集号が現在発売中 / 受賞者一覧を特設サイトにて公開中


ペンナッキー◎1996年生まれ、米国在住。日本大学芸術学部映画学科卒業。OKAMOTO’S、あいみょん、星野源、V6など国内アーティストに加え、海外でもMVを制作。2023年に台湾の音楽アワード「第34屆金曲獎」でBest Music Awardを受賞。

文=フガクラ 写真=長谷川ゆり

タグ:

連載

「30 UNDER 30」2025

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事