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2025.08.28 18:00

分かっているはず、では伝わらない パートナーに「本当に愛されてる」と感じてもらう3つの方法

Shutterstock.com

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仕事で遅くなったり「重要なプロジェクト」が果てしなく続いたり、あるいは子どもにかかりきりになったりして慌ただしい毎日を送っていると、小さなことがたくさん積み重なって、ストレスで頭がぼんやりしてしまうことがある。そして、そうした緊張の下で、目の前のことが見えにくくなる。

大切な人と朝食を一緒にとっていたとしても、最後に動作を止めて真剣に相手を見たのはいつだろうか。最近、相手に何か変わったことがあるか尋ねただろうか。外見だけでなく、目に見えないところで相手はどのように成長しただろうか。自分と人生を共にしてくれている相手に心から感謝し、理解されていると相手に感じてもらったのは、いつが最後だっただろうか。

もし答えが「最近ではない」なら、その答えを変える時かもしれない。良いニュースがある。ささやかな感謝や配慮を一貫して示す行為でも、理解されているという感覚を相手に再度持ってもらうことができる、ということが研究で示されている。

あなたにとってどれほど大切な存在かを相手に伝える、3つの簡単な方法を紹介しよう。

1. 十分すぎるくらいに伝える

ありがとうと言ったり、相手を褒めたり、あるいは相手の努力を認めるだけでも、パートナーの1日は明るくなる。多くの人はそれらは当たり前のことで、相手がすでに分かっていることだと考えているが、そうではない。

専門誌『Applied Psychology: Health and Well-Being(アプライド・サイコロジー::ヘルス・アンド・ウェルビーイング)』に2023年に掲載された研究によると、新型コロナのパンデミックの間、恋人への感謝の気持ちは関係に対する大きな信頼と高い生活満足度につながることがわかった。この研究では、米国の268人の学生を追跡調査し、単に全般的に感謝する人であるよりも、相手に感謝することがウェルビーイングと恋愛関係の強さを直接高めることが明らかになった。

また、パートナーに感謝の気持ちを示すことで、ポジティブなフィードバックが得られるサイクルが生まれることもわかった。カップルの一方が感謝の気持ちを表すと、相手も同じように気遣いをもって応える可能性が高かった。感謝の気持ちを一貫して持ち続けることで、関係は回復力があるものになり、対立しても揺らぎにくくなる。

当たり前の存在だと思われていないことを、相手が分かっていると思い込んではいけない。十分すぎるくらいの頻度で、それを口に出して言うのだ。「留守の間、家の面倒をみてくれてありがとう」「今日、時間を作るのは大変だったと思うけど、とても意味のあることだとわかってほしい」と言えば、相手は思い込みでは決して得られない変化を実感できるはずだ。

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翻訳=溝口慈子

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