ユーザーインターフェースの新デザイン「Material 3 Expressive」
ユーザーインターフェースはボタンのデザインなどにラウンド形状を活かした「Material 3 Expressive」に一新している。アップルが秋に正式リリースを予定する新OSに採用する「Liquid Glass」ほど大きく変わった感じはしないが、例えばロックスクリーンのライブエフェクトや、10 Proシリーズは“常に表示状態”のディスプレイに壁紙画像を半透過表示にできたり、利便性を高める機能を増やしている。
フラグシップモデルのPixel 10 Proシリーズとスペックを比較すると、ハイエンドモデルであるPixel 10シリーズは搭載するメモリとストレージの容量、カメラの性能など「違い」はいくつかある。ただ、体験レベルでの差はこれまでのPixelシリーズよりも縮まっていると筆者は感じた。Proシリーズでなければできないことも多くはない。今シリーズは「Pixel 10」を筆者は推したいと思う。
上位のPixel 10 Pro XLには6.8インチの大画面という魅力がある。Geminiで情報を調べたり、エンターテインメントコンテンツの視聴時に快適さが実感されるアドバンテージだ。ただ、10月には本体がかなりスリムになったフォルダブルのPixel 10 Pro Foldが発売される。256GBのモデルが税込26万7500円からという高価なスマートフォンだが、実機に触れてAIやエンターテインメント視聴の使い心地を比べてからどちらを買うべきかを熟慮しても良いと思う。
スマホでもNotebookLM、Pixel純正「レコーダー」アプリで作曲が楽しめる
Google Pixel 10シリーズは、デバイス上のGemini Nanoモデル、あるいはクラウドを併用するさまざまな生成AI系機能を搭載している。筆者はデバイスの発売前にテストしたので、まだすべての機能が使える状態ではなかったが、現時点で試すことができた機能を報告する。
Pixelシリーズ純正の「レコーダー」アプリには、音声をテキストに起こしたデータを「NotebookLMに共有」できるようになった。テキストをGeminiに要約してもらったり「音声解説」を生成できる。Pixelシリーズにイヤホン・ヘッドホンを接続すれば、移動時間に音声解説を聞きながら内容理解が深められる。
このほかにも、レコーダーアプリには録音した音声にAIで生成したオリジナルのBGMを付けられる不思議な機能も加わった。はじめに録音した音源の尺を「3分以内」にカット編集しなければならないので、どうやら「長い会議の録音にBGMをトッピングして、飽きずに最後まで聞けるようにする機能」ではなさそうだ。


