アート

2025.08.29 14:15

今年はアワードも実施 アートフェア「Tokyo Gendai」が9月12日から開催

Tokyo Gendai

Tokyo Gendai

日本と世界で今最も注目される現代アートが一挙に集まる国際アートフェア「Tokyo Gendai(東京現代)」が9月12日〜14日まで、パシフィコ横浜で開催される。

開催3回目となる今年は、新進アーティストを支援する「Hana Artist Award」を新設。また、全8セッションのアートトークや大規模なインスタレーションなど、豊富なプログラムを展開する。

初出展を含む、67のギャラリーが世界中から集結

2024年の第2回Tokyo Gendai
2024年の第2回Tokyo Gendai

Tokyo Gendaiでは、67のギャラリー※を「Galleries」「Hana ‘Flower’」「Eda ‘Branch’」という3つのセクターに分けて、それぞれのテーマごとに作品を楽しむことができる。以下に見どころを紹介したい(※出展ギャラリーに関する情報は変更の可能性あり)。

1. Galleries(ギャラリーズ)

前回に続き、「Pace Gallery」「Sadie Coles HQ」「タカ・イシイギャラリー」「Ceysson & Bénétière」など、世界の著名ギャラリーが出展。今年初出展となる「Galerie Eva Presenhuber」(チューリッヒ、ウィーン)は、Joe Bradley、Sam Falls、Chase Hall、Shara Hughes、Ugo Rondinone、Tschabalala Self、Steven Shearerなどの複数アーティストの作品を紹介する。

2. Hana ‘Flower’

注目の新進、中堅アーティストたち、1~2人による活動や作品展示を行う。台北の「Each Modern」は、コペンハーゲンに拠点を置くアーティスト集団A Kassenの新作を初公開。変容、プロセス、そして素材そのものに焦点を当てながら、彫刻表現の新たな可能性を切り拓く試みを目の当たりできる。

A Kassen, Bronze Pour, 2025, Bronze, Multiple dimensions, Courtesy of A Kassen and Each Modern
A Kassen, Bronze Pour, 2025, Bronze, Multiple dimensions, Courtesy of A Kassen and Each Modern

3. Eda ‘Branch’

歴史的、文化的に重要な地位を確立しているアーティストが展示するセクター。「Ippodo Gallery」(東京、ニューヨーク)は、形、そして形がもつ意味の探求を続ける池田晃将の新作を初公開する。「Page Gallery」(ソウル)は、Vio Choeの個展をキュレーションし、科学とゲームデザインに影響を受けたユニークな言語と世界に焦点を当てる。

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文=守屋美佳

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