30U30

2025.08.26 13:15

f5ve 「変幻自在の世界観」海外で支持される異質な5人組:30UNDER30

f5ve|ガールズグループ

歌唱法についても、固定観念が崩れたとRUIは語る。「私は以前レコーディングで、感情をいかに乗せるかということを意識していました。でもBloodPop®がボカロミュージックの良さについて教えてくれたのもあって、今は機械音のように歌うことを試してみるようにもなりました。それが海外のファンからも『すごくいい!』って言ってもらえてて」。

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“当たり前”から逸脱したことに次々と挑戦していくことで、彼女たちの中であらゆる価値観が刷新されていった。以前は「ガールズグループとしてこうあるべき」という可愛さの規範があったが、今はどんどんありのままをさらけ出せるようになっている。その結果、すべての表現が突き抜けていて、似た存在が全く見つからないほどに。f5veらしさとは、一体何にたとえられるのか。世界中のファンを夢中にさせている魅力について、メンバーがそれぞれの言葉で語ってくれた。

「f5veは、カラフルな積み木かな。色んな形や色が全部違って、どんなジャンルにもとらわれず積み上げていく。正解もない」(RURI)

「夜の渋谷のスクランブル交差点から見えるカラフルな景色かも。情報過多で一目では処理しきれないけど、一つひとつを見ていくとちゃんと意味があるっていう」(RUI)

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「街なかで二度見してしまう違和感というか。私たちは今ドンピシャで流行っているものではなく、見る人によってはダサいと思われるような紙一重のところを攻めてるから」(KAEDE)

「秋葉原っぽい日本らしさでもある。昔のアニメを作っていた人が考えていた、未来の日本なのかも」(MIYUU)

「何にでも変身できるサブキャラ。メインストリームではなくてサブなんだけど、たくさんの人に支持されているみたいな」(SAYAKA)

「つまり、f5veらしさとは流行りに乗らないことだと思う」とKAEDEは言う。「クリエイティブディレクターと、グループLINEで逐一やり取りをしてるんです。『流行ってるけど、f5veぽくないよね』『これはf5veらしいね』って。そういうコミュニケーションを繰り返すなかで、メンバー間でも“らしさ”がすり合ってきたのかもしれません。あと、自分を作り込みすぎないことが大事だと気づきました。全員、違うことを尊重したいんです。自然でいいんですよ。だからこそ、楽曲の意図を超えたトゥーマッチなセクシーさを出したりはしないし」。

MIYUUは独自の視点で「f5veらしさ」を分析する。「f5veのやっていることは新しく見えがちだけど、懐かしいものを今風にやっているような気もするんです。日本の懐かしいものを海外の人がやるのはよくあるけど、意外に日本人がやることってなかった気がするし」。

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「30 UNDER 30」2025

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