3. 「傷つかないようにするために、私たち2人にできることは何か」
口論は厄介なもので、双方が傷つき、勝者はいない。事態がヒートアップすると、どちらかまたは両方が怒りを爆発させ、その結果、怒鳴り合いになったり態度を硬化させたり、もっと悪いことに何日も沈黙が続き、明確な答えがないまま夜遅くまで悩むことになる。
交互に相手に尋ね、思い起こすこと――建設的で愛情に満ちた会話
研究によると、共感をもって喧嘩をするカップルは感情面で良好であるだけでなく、肉体的なストレス反応も抑制できる。2014年の研究では、より健全な方法で対立を解決できたカップルは、身体的ストレスが低いことが示された。激しい諍いの間、皮膚コンダクタンス反応が少なく、心拍数は安定し、身体状態はリラックスしていた。
こうしたことから、喧嘩を一時中断し、「どうすれば双方が傷つかずにすむか」とお互いに問いかけるというのは実際には次のようなことをしていることになる。
・お互いに感情的に安全だと感じられる空間を作っている
・あなたがまだ気にかけていることを相手に知らせている
・チームとしてより受容的で解決志向になっている
問いのどれか1つ、あるいは3つすべてを尋ねることで口論をその場で止め、より建設的で愛情に満ちた会話にすることができる。
2人はコンビなのだということを思い出す
口論になりそうになったら、パートナーにこれらの問いを投げる習慣をつけよう。そうすることで、やがてお互いの反応が思いやりのあるものになり、喧嘩のときに衝動的な言動を取らないようになる。そして何よりも、2人はコンビなのだということを思い出させてくれる。

