毎週発表される米ビルボードの音楽チャートにおいて、Netflixの人気アニメ映画『KPOPガールズ！デーモン・ハンターズ』のサウンドトラックが勢いを増している。リリースされてからわずか2カ月で、このサウンドトラックは米国音楽史上で最も成功した作品のひとつとなった。
『KPOPガールズ！デーモン・ハンターズ』のために書き下ろされた複数の楽曲が、数々のチャートで歴史的な高みに到達している。世界中で勢いを増すストリーミング再生が、それぞれの楽曲とサウンドトラックそのものをさらに上位へと押し上げたのだ。
アルバム『Kpop Demon Hunters（Soundtrack from the Netflix Film）』の収録曲がビルボードのStreaming Songsチャートを席巻している。そしてそれは、そのリードシングルが同チャートの1位に君臨しているからだけではない。
『What It Sounds Like』がトップ10入り
『KPop Demon Hunters』の収録曲である『What It Sounds Like』がStreaming Songsチャートで初めてトップ10入りし、11位から10位に浮上した。この順位の上昇は小幅だが、同アルバムの収録曲がビルボードの最も競争の激しいチャートのひとつで驚異的な成果を収めたことを考えれば、注目に値する成績だと言える。
『What It Sounds Like』の順位上昇により、『KPop Demon Hunters』から5曲がトップ10入りしたことになり、このサウンドトラックの収録曲がStreaming Songsチャートの半分を占めることになった。これはフルアルバム作品としては非常にまれなことであり、スーパースターの作品でさえ珍しい。特に映画のサウンドトラックとしては異例の記録だ。
『Golden』は再び首位獲得
『Golden』はStreaming Songsチャートで再び首位を獲得した。また、先ほど紹介した『What It Sounds Like』に加え、『Your Idol』『Soda Pop』『How It’s Done』の4曲は、Streaming Songsチャートのトップ10にとどまるだけでなく、過去最高位を記録している。
同アルバムはStreaming Songsチャートのトップ10でさらに存在感を高める可能性がある。現時点でも全体の半分を占めているが、今後その影響力はさらに拡大するかもしれない。『Free』と『Takedown』の2曲もトップ10入り間近に迫っており、それぞれ11位と12位にランクインしているからだ。
『KPop Demon Hunters』に収録された全楽曲は、映画のために創作された架空のグループ。Hunter／XとSaja Boys、そして歌唱に参加した俳優や歌手にクレジットされている。それぞれの楽曲は少なくとも1つか2つのビルボード・チャートで新たな最高順位を記録している。『Golden』はすでに首位を獲得しているが、『How It’s Done』『What It Sounds Like』『Takedown』『Your Idol』『Soda Pop』『Free』といったヒット曲は、Hot 100やその他のチャートでも新たな記録を打ち立てている。ソニー・ピクチャーズ・アニメーションが手がけた同作品への関心がますます高まるなか、その勢いは止まる気配がない。
