キャリア

2025.08.25 14:00

プログラミング経験なしでも狙える、自分の専門知識が強みになる「AIの仕事」5選

Deagreez / Getty Images

プロダクトマネジャー

AIが研究ラボから日々の業務へと移行するにつれ、あらゆる産業部門の企業がAIソリューションの計画・構築・立ち上げを支援するAIプロダクトマネジャーを求めている。この職務はプロダクト管理とAIという2つのスキルセットを組み合わせたものだ。テックチームとビジネス関連の部門をつなぎ、AIを活用したプロダクトが企業が目指すものとなり、ユーザーに真の価値を提供できるようにする。実際には、AIの複雑さを理解し、他のチームが行動できるように説明することを意味する。技術的な情報をさまざまな部門のための実用的な洞察に変換するのだ。

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技術面では、実際に自分でコーディングするよりAIモデルがどのように訓練・テスト・デプロイされるかを知ることが重要だ。TensorFlow(テンソルフロー)やAWSのSageMaker(セージメーカー)のようなツールに精通していれば助けになり、高度なデータリテラシーは不可欠だ。結果を解釈し、傾向を見抜き、ギャップを特定することでチームを導くことになる。

ソフトスキルも同様に重要だ。明確なコミュニケーションは、関係者をまとめ、信頼を築き、複雑なアイデアを行動に移しやすくするのに役立つ。戦略的思考があればプロジェクトをビジネス目標に沿ったものにでき、倫理意識を持っていれば立ち上げを急ぐあまり偏見やプライバシーの問題が見落とされるということがなくなる。AIプロダクトマネジャーの需要は増加傾向にあり、年収は平均15万9405ドル(約2360万円)で、上級職では年間19万7000ドル(約2920万円)にもなる。

チャットボットテスター

AIチャットボットは、顧客サービスからセールス、個人的な支援まで、今やあらゆるところに存在している。そのため、テスターの需要は急速に高まっている。この職であなたを際立たせるのは、技術的な資格よりもむしろ批判的思考や明確なコミュニケーション、そしてユーザーエクスペリエンスを見極める目を持っていることだ。AIチャットの仕組みの基本を知り、文法とコミュニケーションを得意とし、批判的思考を持ち、反復作業を行う忍耐力があればうまくいく。ボットの仕組みに関心があれば尚良い。

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この職務では、AIボットが一貫して動作し、コマンドを理解し、自然に聞こえるようにテスト・不具合修正・改善を行う。ユーザーの立場に立ってエラーや奇妙な言い回し、行き詰まりを探し、開発者に実用的なフィードバックを提供する。最終的な目標は正確で役に立ち、ブランドに沿ったAIの応答でユーザーを引きつけることだ。チャットボットテスター初心者の年収は一般的に4万4500〜10万5500ドル(約660万〜1560万円)だ。多くのプロジェクトではマイルストーンや一連のテストごとに報酬がある。

極めて専門的なテックの職歴を持っている必要はない

AIの世界に飛び込むのに、極めて専門的なテックの職歴を持っている必要はない。あなたの現在のスキルがすでにテック分野のニーズに合致している職務を探そう。需要はすでにあり、今後も高まる一方だ。早く始めるほど、この10年で最も影響力のある分野でキャリアを築くことができる。応援している!

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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