米国で「裕福である」とはどういう意味だろうか。
その答えは、住む場所によって異なる。米国で最も物価の高い都市の1つ、ニューヨークで働く人に尋ねてみよう。
グラスドアで働くキャリア専門家のジャネル・アブラハミにこの問いを投げかけたところ、ニューヨーク都市圏では年収15万ドル(約2200万円)でさえも控えめな水準であり、生活費をまかなうのにやっとという程度にすぎないと語った。
「アメリカンドリームを実現するにはまったく足りないと感じる水準まで物価が高くなってしまったことが、とても衝撃的で不思議に思える」と彼女は述べた(同時に、ニューヨーク市の給与水準はカリフォルニアなどと同様、他地域より一般的に高いことも事実である)。
・米労働省労働統計局(BLS)が発表した2025年第2四半期のレポートによると、米国の平均年収は6万2192ドル(約914万円)である
・しかし、GOBankingRatesの調査では、58%の米国人が、快適に暮らし、家を所有するには7万5000ドル(約1103万円)から20万ドル(約2900万円)が必要だと答えている(大家族を養うコスト上昇は考慮していない)
では、仕事を辞めることなく、この収入と生活費のギャップを埋めるにはどうすればよいのか。
答えは、以下に挙げるパッシブインカム(不労所得)である。



