AIがスマホの「単純で面倒な操作」を代わりに行う日は近い
プルナスキー氏は今後のスマートデバイスとAIの関係について、スマートフォンの体験を3つのパターンに分類し、そのうち2つはAIによる影響を受けると予測している。
1つめはロック解除やアプリ起動などの単純な操作をAIがすべて代行することで、操作が簡略化されることだ。2つめは従来10ステップかかっていた面倒な操作が、AIによって2~3ステップに短縮されて便利になる。一方、3つめのパターンとしてYouTubeでの動画視聴や音楽、電子書籍といったコンテンツ体験はAIの影響を受けずに変わらないだろうともプルナスキー氏は見解を述べる。
一方、AIを起点に「誰も予測しなかった斬新な使い方」も続々と生まれるとも付け加えている。プルナスキー氏はGoogleフォトの「消しゴムマジック」や、Pixel 10の新機能である「マイボイス通訳」をこのように斬新なAI機能の代表例に挙げている。
スマートフォンがコモディティ化しても、Google Pixelは「楽しく、生産性向上が期待でき、さらに安心・安全で信頼できる端末であることから、ユーザーの特別なAIスマートフォンとして独自の地位が築ける」という確信をプルナスキー氏は胸を張って語った。
長寿命とタフネス、馴染みやすさを追求するPixel 10シリーズ
Pixel 10シリーズのハードウェアでこだわった点として、プルナスキー氏は「長寿命であること」を挙げた。ユーザーに長く楽しんでもらうため、Google Pixel 10 Pro Foldは、折りたたみデザインの「フォルダブルスマートフォン」として初めてIP68相当の防塵・防水性能と、10年以上の折りたたみ動作に耐える堅牢性を備えている。また、Android OSおよびセキュリティソフトウェアの複数年にわたるアップデート保証も付く。
さらにデバイスの「馴染みやすさ」を高めるため、重心のバランスや、エッジに曲線的なフォルムを採用してハンドフィットを向上させるなど、細部にわたってブラッシュアップが図られている。大画面化のトレンドを見すえ、アプリ表示の最適化にも長年取り組んできた。Google Pixel TabletやPixel Foldでは、UI(ユーザーインターフェース)だけでなくUX(ユーザー体験)の最適化も図った。今後はアプリ表示の最適化についてサードパーティーのアプリ開発者とも連携を進めるとしている。


