30U30

2025.08.27 11:00

東大→事業売却→芸大。異色起業家が世界を加速させる(下山明彦):30UNDER30

下山明彦|Senjin Holdings 代表取締役

下山明彦|Senjin Holdings 代表取締役

2025年8月25日発売のForbes JAPAN10月号は「30 UNDER 30」特集。30歳未満の次世代をけん引する若い才能に光を当てるアワードで、米『Forbes』が11年より開催し、世界的に注力している企画だ。北米版のほか、欧州版、アジア版、アフリカ版など81カ国・地域を対象に開催し、世界規模へと成長している。『Forbes JAPAN』でも18年より開催し、7年間で総計300人を選出してきた。これまでの受賞者は、ロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平、ボクシング世界4階級制覇王者の井上尚弥、世界的ピアニストの反田恭平、起業家の坪井俊輔(サグリ)など、世界を舞台に活躍するチェンジメーカーたちだ。気候変動、地政学的緊張、デジタル格差など世界的課題があるなかで、今年の受賞者たちも各々が「自分が思うより良い未来」を目指す30人だ。彼ら彼女らが想像し創造していく「新しい社会、新しい経済」から見えてくるものこそが日本の未来の希望になる。


「異才の融合によって、世界を加速させる」。壮大なテーマを掲げるSenjin Holdings創業者の下山明彦は、ビジネス、アート、アカデミアを横断する異色の経歴の持ち主だ。

東京大学在学中に仮想通貨メディア「CoinOtaku」を立ち上げ6億円で売却。2019年からはSenjin Holdingsの代表を務める傍ら、東京藝術大学大学院でアートを学んだ後、慶應義塾大学大学院博士課程でアート×経営の研究にも取り組む。

事業の核となるAIマーケティングでは社内で自作したAIツールを徹底活用し、従来の広告代理店より低コストで成果をあげてきた。自社マーケティングノウハウを詰め込んだオペレーション一体型SaaSの外販や、創業者や企業の「作家性(Author’s DNA)」 を出発点に資本・開発・マーケティングを一体で提供するインキュベーションにも注力する。

「ALT(オルト)」と名付けたアート事業では、顧客の組織課題・事業課題をアート作品やアートの考え方を用いて解決してきた。上場企業から自治体まで幅広いクライアントを持ち、大阪万博にも出展。「これは僕にとって、月面展示のリハーサルでもある」と話す。

一見、“得体の知れない”謎の企業に思えるが、その歩みは堅実。初年度から1.2億円の利益を生み出し、現在の年商は数十億円規模。シリコンバレーやASEAN地域への展開も見据える。

多様な才能が集う組織で、企業や自治体の本質的な課題解決を通じ、世界をより良い方向へ押し進めていく。

世界を変えうる30歳未満にフォーカスする企画「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」、8年目となる今年は30人を選出。これからの未来をつくる彼ら・彼女らが描く「希望」と「新しい未来」へ、ようこそ!

【30 UNDER 30 特集号が現在発売中 / 受賞者一覧を特設サイトにて公開中


しもやま・あきひこ◎1996年、広島県生まれ。東京大学在学中に仮想通貨を主軸としたCoinOtakuを立ち上げ、約6億円で企業売却。2019年にSenjin Holdingsを創業し、21年に東京藝術大学の修士課程に進学。アート事業やマーケティング事業など多方面に活動。

ジャケット12万1000円/サブレーションズ https://sublations.jp/、シャツ27500円、パンツ78100円/ともにアナーキスト テーラー(シアン PR 03-6662-5525)

文=大崎真澄 写真=帆足宗洋(AVGVST) スタイリング=鹿野巧真 ヘアメイク=MIKAMI YASUHIRO

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「30 UNDER 30」2025

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