8月17日。ブンデスリーガ(独)のフライブルグから同リーグの名門フランクフルトへ移籍した堂安律選手が、移籍後のデビュー戦で2ゴールをあげその存在感を示した。日本を代表するMFに成長し、2026年のW杯を前にリーダーの証である背番号10を継承。世界から注目される存在となった堂安選手が大事にする「行動原理」とは何か。移籍渦中の貴重な時間をもらい、話を聞くことができた。
堂安選手は、30under30 JAPAN2025の特別賞にも選出された。彼のリーダーへの向き合い方は、多くの次世代リーダーにも響くはずだ。
「リーダーシップ」とは堂安選手にとってどのような意味を持ちますか?
僕にとってのリーダーは、空気を変えられる存在だと思っています。例えば、緩んでしまった空気を、態度で引き締めたりだとか。具体的な役割がある監督やキャプテンと違い、柔軟に動けるリーダーってチームの空気を変えやすい存在だと思うんです。
今のサッカー日本代表チームでは、森保監督からの信頼も感じているし、背番号10番を付けさせてもらう中で、リーダーの立ち回りをしなければならないという使命感もあります。そこにやりがいも感じていて、リーダーの役割は、向いているし好きなんだと思いますね。



