インターバル速歩が運動習慣につながるわけ
インターバル速歩が優れているのは、運動を始める前から多くの人を思いとどまらせてしまう「オール・オア・ナッシング」の考え方をなくすからだとニーランは説明する。「結果が出るまで自分を追い込む必要はない」とも指摘する。「激しい運動を時々するよりも、適度で一貫した取り組みの方が長期的な進歩につながる。運動は効果を上げるために激しいものである必要はない」
フィットネスについての本『Built To Last(ビルト・トゥー・ラスト)』の著者、デイビッド・アマーランドはインターバル速歩を注意を払うべきものが多い街中での運転に例える。「インターバル速歩は、快適なペースに身を任せようとする身体の自然な傾向と、ぼーっとして冷静になろうとする脳の傾向を打ち破る」と指摘する。
「どちらの場合も、エネルギーが体全体にどう配分されているかを見直さざるを得なくなる。このようなパターンにおける絶え間ない変化は非効率であり、インターバル速歩をエクササイズに取り入れると、健康やフィットネスに有益となる多くの変化を脳と身体に強いることになる」
ニーランによると、インターバル速歩はワークライフバランスを支える活発なライフスタイルへの理想的な取っ掛かりであり、その理由は以下の通りだ。
1. チャレンジしやすい
インターバル速歩に必要なのは運動しやすい靴と1日に30分の時間だけだ。多くを必要としないため、何かを口実にして運動しようとしない、ということがなくなるとニーランは言う。
2. 段階的
強度が交互に切り替わることで、無理なく心肺機能を高めることができるとニーランは指摘する。やがて体力がアップし、やろうと思えばジョギングやランニングなど、より負荷のかかるトレーニングに備えることができる。
3. 継続しやすい
ニーランによると、インターバル速歩は継続しやすいという。適度なペースは体への負荷がなく、それでいて健康増進に十分な効果がある。バーンアウトや怪我につながる激しい運動とは違って、毎日行っても安全で、長続きする習慣にしやすいとニーランは指摘する。
4. プレッシャーなく効果が出る
インターバル速歩では、従来の運動に伴いがちなプレッシャーを感じることなく循環器系の健康を改善し、血圧を下げ、体重管理がしやすくなる。こうした健康問題は仕事のストレスや過労の副作用であることが多い。ニーランによると、効果が目に見えることで、初心者は運動を続けるのに必要なやる気が湧くという。
5. 負荷の大きな運動につながる
体がインターバル速歩に適応してくると、元気が増し、体力が向上していることに気づく。ニーランによると、これは自然な流れで、他の運動へと好奇心が向き、初心者は筋力トレーニングやより強度の高い有酸素運動へと移行していく。


