音楽

2025.08.20 14:00

テイラー・スウィフトの5年前の楽曲、『August』が再びトップ10入り

John Shearer/Getty Images for MTV

John Shearer/Getty Images for MTV

テイラー・スウィフトは、ある理由で毎年恒例のようにヒットする楽曲を持つ、幸運なアーティストのひとりである。米国では年末にクリスマス音楽が非常に人気を集めるため、多くのミュージシャンが毎年恒例のヒットを記録するのはそうしたホリデー音楽のおかげだ。

しかし、スウィフトもクリスマスを祝う楽曲を発表しているものの、彼女にとっての毎年恒例のヒット曲は、夏の楽曲である。

『August』が2つのチャートでトップ10に再登場

スウィフトの『August』は今週、ビルボードの4つのチャートに再登場した。この楽曲は Alternative Digital Song Salesチャートで7位、Alternative Streaming Songsチャートで9位となり、両チャートでトップ10に再び入った。

さらに、グローバルチャートであるBillboard Global 200では50位、Billboard Global Excluding U.S.では59位にランクインした。前回はいずれのリストにも入っていなかったため、今週の再登場は注目に値する。

『August』は毎年の定番ヒットに

『August』の販売数およびストリーミング回数がともに急増する理由は明白である。今がまさにその曲名の月だからだ。スウィフトのファンは一年中この曲を愛聴しているが、特に7月末から8月の初めにかけて、多くのリスナーが再びこの曲を聴き始める。消費が大幅に伸び、その動きが現在のビルボード・チャートにも反映されている。

スウィフトは2020年7月、サプライズアルバム『Folklore』の収録曲として『August』を発表した。この楽曲は、それ以前のアルバム『Lover』がラジオ向けの純粋なポップ作品であったのとは対照的に、アコースティックでフォークやインディーに寄った方向性を示していた。

『August』は『Folklore』から公式シングルとしてプロモーションされたわけではなかったが、それでも過去にBillboard Hot 100において23位に到達し、複数のロックやオルタナティブ系チャートでもトップ10入りを果たしている。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事