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2025.08.22 12:30

内気な人向け、パーソナルブランド構築のための「5つのヒント」

Antonio_Diaz / Getty Images

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パーソナルブランドを構築することは、自信に満ちた外向的な人向けのゲームのように思える。アドバイスはいつも同じだ。絶えず投稿し、あらゆることを共有し、がむしゃらに人脈を広げ、どこにでも顔を出せ──しかしこれらは、外向的でない人にとっては、疲労困憊してしまいそうな話だ。

自分と異なる人格になる必要はない

誰もが、パーティーの盛り上げ役になるために生まれてきたわけではない。人々にコンタクトをとり、自己紹介することを苦に思わない人ばかりではない。ブランド構築の戦略は、自信に満ちた外向的な人向けのものばかりだ。では、そうでない人はどうすればいいのだろうか。

ブランド構築をあきらめることはない。自分の専門知識を披露し、理想的な顧客とつながり、自分の分野にインパクトをもたらす機会を逃してはいけない。パーソナルブランディングといっても、自分と異なる人格になろうとする必要はなく、もっと違うやり方がある。

私の親しい友人たちは皆、内向的なタイプだ。彼らの多くは、自身を「内気」と評するだろう。それでも、彼らはオンライン上で発信している。大きなフォロワー数を獲得している人も多い。明確な意図に基づき、深みを武器に、戦略的に露出することで、それを実現しているのだ。

内気な性格でも、ブランディングのゲームで勝つことができる。秘訣は、まったく異なるルールでプレーすることだ。

自信に満ちた外向家でなくても、パーソナルブランドを築ける

パーソナルブランディングについて多くの人が見落としているのは、どこにでも顔を出す必要はないということだ。重要なのは、特定の場所で、特定の相手に、特定のメッセージを伝えることだ。内気な人は、こうした集中的なアプローチを自然に磨き、一見不利な点を最大の強みに変えられる。

(1)頻度よりも「深み」を重視する

毎日投稿する必要はない。価値のある発信ができるときに投稿すればいい。印象的なブランドを構築するには常に、量より質が大事だ。インターネットの世界では、一貫性と、中身を伴うものが評価される。深みのある発信は、無意味なノイズに勝る。

週1回の投稿で、たった1つのプラットフォームから、100万ドル規模のコンサルティングビジネスを構築することも夢ではない。ただし、1回1回の投稿が、真に価値をもたらし、あなたがその分野に精通していることを示すものでなければならない。

あなたのオーディエンスは、毎回の投稿に充実した中身があることを知っているからこそ、投稿を楽しみに待っていてくれる。彼らの声に耳を傾け(これは、内向的なあなたが得意なことだ)、彼らが知りたいことについて書こう。

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翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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