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2025.08.22 11:30

自動車の価格上昇 米国では「300万円以下の新車」が1車種のみに

日産ヴァーサは米国市場で最後に残った車両価格2万ドル以下の新車だ。(Nissan USA)

自動車業界の分析を手掛けるAutoPacificが実施した「将来属性需要調査」から予測すると、自動車メーカーは手頃な車両価格を維持するために、派手な新機能を省いたモデルやグレードを増やすことで、自動車を基本的な移動手段だった時代に戻す必要に迫られるかもしれない。

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AutoPacificは、1万4000人以上の新車購入予定者を対象に、現代の自動車に採用されている160を超える機能に対する関心の高さを調査した。その結果、3万5000ドル(約516万円)以下で新車を購入したいと考える人々は、より経済的に裕福な層と比べて、現在の新車で広く採用されている豪華な機能を求める傾向が低いことがわかった。

「前輪駆動、基本的な機能のみのオーディオ、手動調整式の布張りシート、アナログメーターは、このような倹約志向が高い購入者に『受けがよい』」と、AutoPacificの製品・消費者分析部門を率いるロビー・デグラフは述べている。「そのため、経済の不確実性に直面した消費者が財布の紐を引き締めにかかる中、現在の2万5000〜3万5000ドル(約369万〜約516万円)の価格帯で人気が高い車種のエントリーからミドルグレードに標準で搭載されている数々の装備について、再検討する必要がありそうだ」

この調査では、値段に敏感な消費者は依然として、布張り内装や手動調整式シート、アナログメーター、そして簡単に使える物理ボタンとダイヤルを備え、旧来の内燃エンジンを搭載した、基本に忠実なセダンを検討しようとする傾向が明らかになった。彼らはナビゲーションシステムや先進的なタッチパネル式ディスプレイ、半自動運転機能などなくても構わないと言っているのだ。

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新車の購入に3万5000ドル以上を費やすことができる層は、ドライバープロファイル機能(複数の運転者に合わせて車両の各設定を保存・呼び出しができる機能)、110V電源のコンセント、後部窓のサンシェードなど、より凝った快適装備を好むと述べている。

その一方で、どちらの価格帯の購入者も、ワイヤレス充電トレイ、前席シートヒーター/ベンチレーションなどの快適装備や、自動緊急ブレーキ、車線変更支援機能のような人命を救う可能性がある予防安全装置は欲しいと答えている。逆にどちらの層にも最も人気がない装備は、プレミアムブランドの高級オーディオシステム、ヘッドアップディスプレイ、音楽やゲームを車内で楽しむための有料定額制サービスなどだった。

次ページ > 米国で販売されている「2万5000ドル以下の新車」12車種

翻訳=日下部博一

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