キャリア

2025.08.20 09:30

辞めどきはいつ? 今の仕事が自分に合わなくなったことを告げる5つのサイン

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5. 燃え尽きに陥っている

燃え尽き症候群(バーンアウト)は、いまの仕事から離れるべきときを告げる重要なサインだ。世界保健機関(WHO)は燃え尽きについて、身体的・感情的な疲労、無関心、無力感につながる慢性的なストレス状態と定義している。仕事のせいで、消耗しているような、打ちのめされたような感じを常に抱えていて、休みをとったあとでもそれが消えないのなら、あなたは燃え尽きに陥っているかもしれない。

一般的な症状としては、集中できない、エネルギーが出ない、怒りっぽくなる、仕事に対する感情が全般的に麻痺する、などが挙げられる。自分の達成したことから満足を得られなくなったり、要求に追いつくのに常に苦労している、と感じたりする場合は、悪化する前にそうした感情に対応することが必要だ。

休暇をとれば燃え尽きから回復できる場合もあるが、転職しか解決策がないこともある。有害な職場環境、非現実的な期待、慢性的なストレスはいずれも燃え尽きの原因になる。そうした要因が、会社の文化や自分の役職にしみついているのなら、自分の心身の健康を守る最善の道は離職かもしれない。

結論

仕事を辞めるべき時を認識するのは難しい。自分の役職に時間と労力を注ぎこんできたのならなおさらだ。だが、自分の成長や価値観に見合わなくなった仕事にとどまっていると、長期的な不満につながる可能性がある。

挑戦の欠如であれ、価値観の不一致であれ、進歩の天井にぶつかる場合であれ、気をつけるべきサインを知っておけば、先を見越して思慮深い決断を下しやすくなる。そうしたサインを認識すれば、自分のキャリア上の夢や個人としての幸福に沿った新たな機会に向かって、自信をもって前進できるはずだ。

forbes.com 原文

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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